村と単一畑ごとに探る バローロのテロワール

カスティリオーネ・ファレット村、ヴィエッティのロッケ・ディ・カスティリオーネの畑。

 

WANDS BUYER’S GUIDEのブラインドテイスティングを通し、
単一品種のワインにもかかわらず、それぞれのバローロが
微妙に異なるキャラクターを持っていることが良くわかった。
それを村や単一畑のテロワールから探ってみよう。

取材・文 宮嶋 勲

 

バローロ概論

バローロの中心となる産地は南北に延びる3つの尾根とそれに挟まれた2つの渓谷で形成される。西を走るのがノヴェッロからラ・モッラを通り、ヴェルドゥーノへと北上する尾根だ。バローロ地区の中心を走る尾根はモンフォルテ・ダルバ(以下モンフォルテ)から北に延び、カスティリオーネ・ファッレットを通ってグリンツァーネ・カヴール方向に向かって下っていく尾根である。東を走るのはセッラルンガ・ダルバ(以下セッラルンガ)の南北に延びる尾根だ。南北に延びるそれぞれの尾根から、東西に向かって細長い丘陵が櫛の歯のように突き出していて、その南側が最も日当たりが良く、ネッビオーロに適した区画とされる。(続きは本誌に掲載)

続きは、WANDS 1&2月号
【特集】WANDS BUYER’S GUIDEを振り返る 特別企画バローロ
【特集】イタリアワイン
【特集】新たな時代を拓く活況のウイスキー市場
をご覧ください。
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