シャンパーニュ、2022年出荷量は3億2,600万本 CIVC発表

シャンパーニュ委員会(CIVC)は、1月18日に以下の通り発表した。各国別の出荷量は3月以降になる見込みだと言う。

 

 

 シャンパーニュ、2022年出荷量は3億2,600万本

2023年は慎重だが楽観的な見方

 2022年のシャンパーニュ総出荷本数は、2021年比1.6%増の3億2,600万本に達した。好調だった2021年に続きこのような結果を得たことは、量・金額共に、シャンパーニュ市場の総合的なダイナミズムを裏付けるものとなる。出荷総額は初の60億ユーロ超えとなった。

フランス国内への出荷量は1億3,840万本で、わずかに減少(-1.7%)、一方輸出は1億8,750万本。1年間で4.3増となり国内市場よりも優勢であることがわかる。総売上高に占める輸出の割合は、10年前のに対し、今日では57%強となっている。

ヴィニュロン組合会長、兼シャンパーニュ委員会共同会長のマキシム・トゥバールは、「成果をうれしく思う。シャンパーニュが卓越したワインであり続けられるよう尽力している我々への報いだ」と述べた。

メゾン連合会長、兼シャンパーニュ委員会共同会長のダヴィッド・シャティヨンは、「お祝いに欠かせないワインであるシャンパーニュは、自粛の終焉を喜び、パーティーや外出、旅行への意欲を再び見出した世界中の消費者にとって当然の選択肢だった。」と話す。

2022年の結果は、2020年のパンデミックから急回復したシャンパーニュが、消費者のハートと精神の中で生き続けていたことを物語っている。さらに、サニーヴィンテージといわれた2022年のぶどうは質・量ともに傑出しており、市場の需要に応えるためのストックを補填するのに一役を買う。

従って、今年も世界の地政学的、また経済的状況により慎重な見通しとなりうるものの、シャンパーニュのヴィニュロンとメゾンは業界の基本的な健全性に自信を持っている。 

エペルネ、2023年1月18日

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