- 2024-6-11
- Wines, フランス France, ブルゴーニュ Bourgogne
前号のテーマが北米のシャルドネ。カリフォルニアのシャルドネも、豊かな果実味と樽香というかつてのイメージから脱却し、酸やテンション、冷涼感がトレンドであることがわかった。そこで、その記憶も新しいうちに、ご本家ブルゴーニュの白ワインを試飲する。 2020年にプルミエ・クリュが誕生したプイィ・フュイッセを柱に、マコネ地区のさまざまなアペラシオンを俎上に載せた。
構成:柳 忠之
柳忠之(以下、柳):前号の予告にあったとおり、当初は昇格後ようやく店頭にも並び始めたプイィ・フュイッセ・プルミエ・クリュをテーマに試飲する予定でした。ところが思うように集まらず、マコネの村名、さらには地理的名称付きマコンまで広げることになりました。売り切れのためエントリーを見送られた輸入元も複数あり、今、マコネのワインが売れている現状がうかがい知れます。円安も手伝い、コート・ドールの白ワインが高騰していることも一因と思われますが、果たしてムルソーやピュリニーを飲み慣れた人まで惹きつける魅力を、今回のマコネのワインは持ち合わせているのか。そこが焦点となります。
井黒卓(以下、井):上位に来たワインの多くはプイィ・フュイッセで、これは当然の結果といえるでしょうね。現地を訪ねてみれば一目瞭然で、コート・ドールと同じように美しい丘陵があって、今までプルミエ・クリュがなかったのが不思議なくらいです。
続きは、WANDS 5-6月号
【特集】歴史が醸す、百年の古木 ドゥエロ川沿いのスペインワイン
【特集】追い風に乗る ビールの新たな挑戦
【特集】飲み方いろいろ ノンアル&ローアルの世界
【BUYER’S GUIDE】 マコネの白ワイン
をご覧ください。
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