サントリー京都工場、見学ツアー刷新「つくり手の情熱」を体感

 サントリーは4月15日から、京都府長岡京市の「〈天然水のビール工場〉京都」で工場見学ツアーをリニューアルオープンする。従来の「天然水にまでもこだわるものづくり」に加え、「つくり手の情熱」を前面に押し出した内容に一新。ビール製造の臨場感を高め、同社の看板商品「ザ・プレミアム・モルツ」の魅力を深く伝える。

 同工場は1969年に施工。「天然水の森 きょうと西山」の水を使用し、西日本最大のビール生産拠点として、サントリーが全国に展開する4つのビール工場の一角を担う。今回のリニューアルでは、製造工程の各所に「つくり手等身大モニター」を新設。技術者たちが語る製造秘話や品質へのこだわりを、目の前で聞いているような臨場感とともに体験できる。仕上げのパッケージ工程では3面大型スクリーンシアターで、まるで缶になったような目線で製造ラインを体感できる。

「つくり手等身大モニター」
サントリー〈天然水のビール工場〉京都の角井工場長(左)とビール・RTD本部プレミアムビール部の櫻井はるか氏。

「『安心・安全でお客様に満足し感動していただける製品づくり』を合言葉に日々励んでいる。つくり手の想いが届くようなリニューアルを目指した」と、工場長の角井達文氏は語る。

 ツアー終盤には、”神泡”のセルフサーブ体験やオリジナル”神泡”アート体験も実施。飲用時の泡の品質までのこだわりがわかる試飲体験が用意されている。

  4月13日から大阪・関西万博が開催される今年は、国内外から多くの観光客が訪れる見込み。同工場では年間来場者数3万人を見込んでいる。万博に合わせて、親子で天然水の価値を学ぶイベントを月1回開催するなど、さまざまな催しも予定されている。施設内にある、1970年の大阪万博サントリー館で展示されたモニュメント「御酒口」も見どころだ。

 見学ツアーの所要時間は従来より20分延長の90分間。料金は1,000円で、4月1日からウェブサイトで予約を開始する。

WANDSメルマガ登録

関連記事

ページ上部へ戻る