- 2025-6-2
- スペイン Spain, 今月のWANDS

リオハの赤ワインをテーマにするのは今回が2回目。5年前はレセルバとグラン・レセルバのみを試飲した。今はむしろ長い機熟成はオフトレンド。
そこで熟成カテゴリーは無視してエントリーを募ったところ、50本近いワインが集まった。いざ試飲してみると、多様なワインのスタイルにテイスター一同びっくり。かつてのモダンも今ではクラシックに分類されるようだ。
構成:柳 忠之

柳忠之(以下、柳):櫻井さん、今のリオハのトレンドといったら?
櫻井一都(以下、櫻):やはり、注目されているのはアラベサではないでしょうか? アルタは昔ながらのリオハのイメージで大手の力が強い。それに対して、新しい小さな造り手の活躍が目覚ましいのはアラベサです。よりテロワール主義で単一畑の動きもあります。しかも古木の畑をアルタの大手が買収し、単一畑のワインとしてリリースしたりと動きが激しいです。
名越康子(以下、名):石灰質土壌ということも影響してますか?
櫻:それもありますね。ただし、アラベサは陣地の取り合いが激しいので、オリエンタルのテンプラニーリョを引き抜き、ガルナッチャに植え替える人たちもいます。
柳:リオハにおけるガルナッチャの立ち位置にも変化はあります?
櫻:今までは補助品種でしたが、世界的にガルナッチャ、グルナッシュが再評価されるようになって、リオハでもフォーカスする造り手が増えていますね。
【お詫びと訂正】
『WANDS 2025年5&6月号』BUYER’S GUIDE リオハの赤ワイン
P47 2つ目に記載「ラモン・ビルバオ リミテッドエディション 2020」の生産者名に誤りがありました。
誤)ボデガス・ロダ
正)ラモン・ビルバオ
関係者並びに読 者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫びし、ここに訂正いたします。
続きは、WANDS 5&6月号
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【WANDS BUYER’S GUIDE】
リオハの赤ワイン
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