NOVAキャビア シャンパーニュ、白ワイン、赤ワイン、日本酒との饗宴!?

キャビアといえば、サワークリームを乗せたブリニにトッピングしてシャンパーニュと。というイメージです。そして、ベルーガが最も大きくて高級で、続いてオシエトラ、セブルーガ、と覚えたものです。しかし昨今のキャビア事情は異なります。今、最も注目されているのは、塩分濃度が低い「フレッシュキャビア」。

日本で生まれる「ハルキャビア」をご存知でしょうか? 静岡県春野町で南アルプスの地下水で育まれ、必要最低限の塩のみを用いたキャビアで、星付きをはじめ有名レストランのシェフも虜にしています。

今回は、そのセカンドラインとも言える「NOVAキャビア」と、シャンパーニュ、白ワイン、赤ワイン、日本酒とのマリアージュについてお伝えします。一般的なキャビアの場合はおそらく鮮度の関係から、実はシャンパーニュやワインでは生臭さが出ることがあります。しかし、「フレッシュキャビア」の「NOVAキャビア」は、基本的にどれでも合いそう。でも、赤ワインはどうなのかしら? との感触で臨みました。

NOVAキャビア

まず、「NOVAキャビア」の簡単なご紹介から(NOVAキャビア販売サイト)。生まれはエストニア。バルト海東岸に位置するバルト三国の中で最も北に位置しています。エストニアではキャビアの生産はこれまでしてこなかったようですが、「ハルキャビア」の手法を用いてエストニアで初のキャビアが生まれたのです。エストニアという国に対する知識はほとんど持ち合わせていませんが、ともかく手付かずの自然が残っていて、清らかな水が豊かな国であるようです。やはりキャビアには水が最重要なのですね。

そこに、日本ならではの「ハルキャビア」の知識と経験が組み合わさり誕生した「NOVAキャビア」。「ハルキャビア」との共通点は、何より「卵」の味わいが生かされていることだと感じました。いわゆるキャビアの場合は、卵より塩の味が優っていることの方が多い印象ですが、「ハルキャビア」と「NOVAキャビア」は、いかにも魚の卵であることが全面に感じられます。魚卵好きの日本人にとって、最高の贅沢ではないでしょうか。

その甘みとうま味がギュッと詰まった小さな球体を、さらにおいしくしてくれるのは一体どのワイン、あるいは日本酒でしょうか?

シャンパーニュ、白ワイン、赤ワイン、日本酒とのマリアージュ

合わせたのはこんなラインナップです。

シャンパーニュ:Henri Giraud “Fût de Chêne” MV 2020(あの、アンリ・ジローです)

白ワイン:Delaire Graff Estate Terraced Block Reserve Chardonnay

赤ワイン:Delaire Graff Estate Banghoek Reserve Merlot

(グラフダイヤモンドで知られるグラフによる南アフリカのワイナリーの白と赤)

日本酒:Kinmon X3 Black

日本酒:Kinmon X3 Rosé

日本酒:Kinmon X3 Chardonnay Cask (黒麹仕込み)

(秋田の金紋酒造による「日本酒の枠を超えた酒造り」の結果生まれた日本酒3種)

日本酒:満寿泉✖️アンリ・ジロー “Chêne d’Argonne” 純米大吟醸

(富山の桝田酒造店による、アンリ・ジロー使用樽で6か月寝かした純米大吟醸)

「アンリ・ジローのフュ・ド・シェーヌMV2020」は、とても心地良い組み合わせ。互いに「あ、またお会いしましたね」と、仲良くおしゃべりしている感覚です。

「ドゥレア・グラフ」のシャルドネも、言う事なし。ところが、「ドゥレア・グラフ」のメルロは、予想外の素晴らしい相性で驚きです。どうやらキャビアの甘みやうま味やナッティーな香りが、赤ワインの持つ同様の香味とうまく合うということみたいです。それでもやはり、キャビアは「フレッシュキャビア」であることが前提になります。赤は、タンニンが穏やかな方が良いようです。

では、日本酒やいかに。日本酒は魚卵との相性が良いと思いますが、キャビアと複数の日本酒を比べるのはなかなかレアな体験です。金紋酒造3種に共通するX3とは、通常の3倍の麹米で仕上げたもの(うま味倍増)。Blackは黒麹を使用(クエン酸を多く生成)。Roseは白米だけでなく古代米(赤米)も使用(きれいなロゼ色に)。Chardonnay Cask黒麹仕込みはシャルドネで使用したたるで数か月寝かしたもの(さらに香ばしさが加わる)。

正直なところ、どれもとても相性が良く、飲む人の感覚によって微妙にどれが一番好みに合うのかが決まるのだと思いました。日本酒のうま味と酸味と滑らかさが、キャビアのうま味・甘み・塩味・クリーミーさなどと、お互いに引き立て合う関係です。あえて選ぶなら、迷いますが、穏やかな相性だけれど酸味がありもう一口飲んで食べたくなるX3 Blackに手を伸ばすかもしれません(でも、その日のテイストによるかもしれませんね)。

最後に試したのが「満寿泉✖️アンリ・ジロー」。これは、怒られるかもしれませんが、セット売りをオススメします。日本酒とキャビアの間を樽の要素が結びつけている、という関係に映りました。どちらもが単体で味わうよりも一段階アップする、という印象です。

もちろんここに記した内容は、人によって好みが異なると思います。でも、基本的にどれもとても良い関係性にあるので、「NOVAキャビア」を手にした際は(もちろん入手可能なら「ハルキャビア」でも)どれかおいしいお供もぜひご一緒に!

text & photos by Yasuko Nagoshi

胡桃茶屋

この体験の場となった「胡桃茶屋」は、中目黒での営業は5/9まで。その後は、富山県の東岩瀬町へ移転して営業とのこと。

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