- 2018-9-5
- バックナンバー紹介
<2018年9月号目次>
特集/2018秋冬のワイン需要を探る
2018秋冬のワイン市場を読む …………………………………………………….05
エル・エステコ新商品と本家・たん熊のペアリング ……………………………………………………10
Salon&Delamotte 新ヴィンテージをパリでお披露目 ………………………………………….12
特集/イタリアワイン
ネッビオーロ・プリマ2018 ………………………………………….15
ピエモンテ最大の自社畑を誇るベルサーノ …………………………..20
シチリア・アン・プリムール2018 ……………………………….22
ルーチェ/パルッソ/IWSSセミナー/プロセッコ ……………………………….28
UNCORK アンドレアス・ウイックホフMW …………………………………………………….02
今どきのギリシャ …………………………………………………….33
新時代を迎えるドイツのピノ品種 ……………………………………………………38
ベルギービール・ウイークエンド …………………………………………………….44
世界の動き …………………………………………………….47
WANDS STREET ……………………………………………………47
ウォンズのご購入・ご購読はこちらから 紙版とあわせてデジタル版もどうぞご利用ください!
【今月の表紙】
北イタリアのモンフェッラート丘陵にグリニョリーノという在来種がある。13世紀の文献にベルベシニスberbexinisという表記があって、これがグリニョリーノだと言われる。というのもグリニョリーノにはベルベシーノberbesinoというシノニムがあるからだ。グリニョリーノの特徴のひとつは種がやたらと多いこと。ブドウの種子をアスティ地方の方言で“グリニョーレ”というので、この品種がグリニョリーノという愛称で呼ばれるようになったと考えられている。グリニョリーノのワインは色が淡く低アルコールで、ハーブのニュアンスがあり酸が強い。たくさんの種由来の固いタンニンが特徴だ。モンフェッラート丘陵にポルタコマーロ村がある。フランシスコ教皇の尊父はここで生まれ、アルゼンチンに渡った。イタリア移民の子としてブエノスアイレスで生まれたフランシスコ教皇は、父の故郷のグリニョリーノが好物なのだとポルタコマーロで聞いた。
(ポルタコマーロの隣村、カスタニョーレ・モンフェッラートのブドウ畑))
最近のコメント