活気あふれる南アフリカワインの祭典 ケープ・ワイン  CAPE WINE 2018

南アフリカワインのトレードショー「ケープワイン」は、3年に1度ケープタウンで行われており、今年は9月12日より3日間にわたり開催された。出展した造り手は352軒、66か国から2,414名のバイヤーやジャーナリストが参加した。主催のWoSA(Wines of South Africa)のシオバン・トンプソンCEOの、南アフリカワインは各国の高品質なワインと拮抗する実力がついてきておりここ数年で大幅に飛躍している、という言葉を反映するかのように会場は活気に満ちあふれていた。しかし、まだいくつかの問題を抱えていることもわかった。期間中に行われたセミナーや試飲会、ブースの様子、訪問したワイナリーについてレポートする。

 

<南アフリカワインの全体像>

ステレンボッシュを拠点にして2日間いくつかのワイナリーを訪問した。車で移動している間に、バブーンと呼ばれる野生の猿の群れ、ゆったりと歩く一羽のダチョウ、ワイナリー敷地内の森では木の実を頬張るリスも見かけた。タクシーのドライバー曰く、人が家を建て街をつくり始める前はここも象やライオンの棲家だったのだ。南アフリカの大自然は日本のそれとはまったく異なる。また、丘を一つ越えると樹木の様子も空気感も違うと感じられた。土壌の種類はボルドーの倍以上あり、その地質の創生は37億年前に遡るという。近年活気を呈し始めているとはいえ、まだ眠れる獅子が片目を開けたという状態なのかもしれない。

栽培面積:95,775ha

栽培者:3,029軒(2017年/2007年比−25%)

生産者:546軒(2017年/2007年比−3%)

ワイン産業従事者:289,000名

収穫量:1,434,328t(2017年)

生産量:916,900,000ℓ(2017年=世界第7位/内訳:赤 39%、白51%、ロゼ/ブラン・ド・ノワール9%、スパークリングワイン9%)

ぶどう品種:シュナン・ブラン19%、コロンバール12%、カベルネ・ソーヴィニヨン11%、シラーズ10%、ソーヴィニヨン・ブラン10%、ピノタージュ7%、シャルドネ7%、メルロ6%、ルビー・カベルネ2%、サンソー2%(土壌や気候も様々なため、近年各国の様々な品種が植えられ始めている。トゥーリガ・ナショナル、アルバリーニョ、ヴェルメンティーノ、アシリティコ、グリューナー・ヴェルトリーナーなど)     (Y. Nagoshi)
訪問ワイナリー:KWV, Shannon Vineyards, Boschendal, Boekenhoutskloof, Reyneke, Stalk Condé & M・A・N Family Wines

つづきはWANDS 2018年12月号をご覧ください。
12月号は「オーストラリアワイン/南アフリカワイン」特集です。
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