カリフォルニアワイン& フードペアリング メガセミナー

カリフォルニアワイン協会(CWI)は、日本ソムリエ協会(J.S.A.)ワインエキスパート有資格者を対象とした大規模なセミナーを開催した。スパークリング・白・ロゼ・赤ワインを含む6種類のカリフォルニアワインと、これに合わせる6品のフィンガーフードがついて、J.S.A.会員は無料、非会員でも参加費2,000円ということもあり、定員500名のところ申込み登録の段階でキャンセル待ちが出る人気ぶりだった。

オナー・コンフォート(右)とジャン・シャルル・ボワセ

オープニングにはカリフォルニアワイン協会本部国際部長のオナー・コンフォートが挨拶。10月にソノマで発生したキンケード火災からのワイン関係者らの回復の様子を報告した。

セミナー第1部は日本ソムリエ協会理事の野坂昭彦が、昨年のCWIによる現地訪問の招待旅行で得た最新情報を織り込みながら講義。アンダーソン・ヴァレー、ペタルマ・ギャップ、コントラ・コスタ、ローダイ、サンタ・リタ・ヒルズなど注目の産地を解説した。

 

第2部は、ナパヴァレー・ヴィントナーズ駐日代表でもある小枝絵麻が、自身が考案したペアリング方程式に則って、野坂が紹介した産地のワインと料理の組み合わせを紹介。いつもナパのワインを題材に高い評価と人気を博しているプログラムだが、今回は産地をカリフォルニア各地に拡げたことにより多様性を増した。現役のソムリエとして経験豊富な野坂から合わせたい食材の提案を受けたことで、自分の発想にはないペアリングが出来たことに小枝本人も手ごたえを感じていた。

野坂昭彦(右)と小枝絵麻

2人の講師の専門知識が盛り込まれた2時間半。試飲に出たワイン5アイテムの平均価格は6.500円と比較的高額ではあったが、小枝のペアリング理論はどの価格帯のワインにも応用が利く。オンラインアンケートに回答した参加者は当日のプレゼン資料をダウンロードでき、レシピを参考に自分なりのペアリングを実践して楽しむことが可能だ。アンケート回答では、楽しさ、内容の濃さ、説明の分かりやすさに高い満足度を示す言葉が多く見られたそうだ。

当日のサプライズゲストとして、来日中のジャン・シャルル・ボワセが登壇。フランスからカリフォルニアに来て30年経とうとしている今、まだ革新すべき可能性を見出している、とダイナミックな語りで会場に華を添えた。(Saori Kondo)

<ペアリングの詳細>

試飲ワイン()2,600円~10,000円。合わせるのはアジアンやアラビアンなど多国籍な味わいに仕上げたフード

1.Roederer Estate, L’ermitage Brut 2012 × アーモンドバターとマッシュルームのカナッペ

2.Keller Estate, La Cruz Vineyard Chardonnay 2013 × フレッシュトマトのハニークリームチーズ

3.Cline, Mourvedre Rosé “Ancient Vines” 2018 × ピンクグレープフルーツのチキン生春巻

4.Dierberg, Santa Rita Hills,Pinot Noir 2016 × イワシの和風ザーターグリル

Klinker Brick Winery,Old Ghost Zinfandel 2016 × エリンギメンチ

5.Jean-Charles Boisset,Passion by JCB 2015 × アラビアンスタイル ステーキ

 

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