特集イタリアワイン2020 イタリアワインガイドの眼2020

イタリアワインのエキスパート宮嶋勲氏によるガイド。

2019年ヴィンテージは、品質は素晴らしく特に晩熟品種に恩恵

 

まず収穫が終わった2019ヴィンテージだが、奇妙なヴィンテージであったが、幸い品質はかなり良さそうだ。

とにかく5月が稀に見る寒さで、雨が多かった。そのためブドウの生育が20~25日も遅れた。6月半ばから好天候になり、夏はかなり暑かったのでブドウの生育は遅れを取り戻した。9月、10月が最高の気候で、日照に恵まれ、気温が高く、乾燥していて、夜は温度が下がった。

恩恵を受けた晩熟品種は、フェノール類の成熟も完璧で、酸とアロマを保持することができた。2018と比べると収穫時期は7~15日遅かったが、ブドウは健全であった。生産量は4450万hlで前年比19%減となった。(Isao Miyajima)

 

つづきは、ウォンズ2019年1月号をご覧ください。
1月号の特集「イタリアワイン2020」
「現地徹底取材 ブルゴーニュ」「人気上昇が続くウイスキー市場」。
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