キリンビール、”自然派”ノンアルビールテイスト「グリーンズフリー」発売

 キリンビールはノンアルコール・ビールテイスト炭酸飲料「キリン グリーンズフリー」を4月3日から発売する。
 ノンアルコール飲料市場での“自然派”という新提案。近年、大幅に市場が拡大している無糖炭酸水市場に着目、ビール類ユーザーがビール類を飲まないときの爽快ニーズを無糖炭酸水で充足していることから開発した。さらに、消費者の関心が高い“無添加”にこだわった。ビールに近い味覚を実現するために使用する、香料や人工甘味料を使わず、日本初の製法で、麦やホップといった素材そのものの良さが引き立つ香味を実現している。(なお商品発表時は糖類も無添加としていたが、食品表示基準に対して不適切である可能性が分かったことから資材を変更している)。無糖炭酸水とノンアル・ビールテイスト飲料市場の良さを両立させた、心にも体にも心地よい爽やかなおいしさに仕上げた。
 パッケージは麦・ホップ・水の3つの主な原材料でシンプルに作ったことを表す3本のラインと、品質への自信を表す「聖獣麒麟」を配し、軽やかで爽やかなデザインに仕上げた。
 Alc.0.00%、350ml缶、500ml缶、オープン価格。販売予定数は158万ケース(大びん換算)。

 キリンビールマーケティング部の山形光晴部長(P・左)は2月に都内で行った商品発表会で「CSV経営の深化としてスロードリンク活動を地域の課題に応じて展開、年間販売目標は前年比121.9%の390万ケース(大びん換算)。アルコールを控える動きは世界的な潮流で、日本も同様だろう。日本のノンアル飲料ニーズは“運転の時”“ビールが飲めない時”から“健康を気遣う時”へと変遷し拡張してきてはいるが、まだまだ小さい。ビール代替の消極的イメージがまだ根強いことから、『消極的飲用』から『積極的飲用』へと変わるようキリンから提案する。ノンアル飲料市場の枠を超える新しい提案」と話す。
 またビール類カテゴリー戦略担当の久保育子氏(P・右)は「健康志向が高まるなか、無糖炭酸市場の成長と無添加ニーズの高まりに着目。捉えたニーズ“おいしく、健康的に、気軽にリフレッシュしたい”に応えた。麦やホップを主原料としながら、素材そのものの香りの良さを引き出す新製法を発明(特許出願中)、採用した」と説明している。

WANDSメルマガ登録

関連記事

ページ上部へ戻る