スペインワイン ボバルを見直す

同統制委員会のホセ・ミゲル・メディナ・ペドロン会長は新型コロナウイルスの影響で来日を断念したがビデオレターで挨拶し、概要をアケヒの明比淑子、それぞれのワインを銀座スリオラの菊池貴行の両氏が解説し、10種類のボバルを試飲した。

DOウティエル・レケーナはラ・マンチャ州のすぐ隣の内陸にあり、地中海から70km。ローム質や粘土質など痩せた土壌で、標高650-900m。地中海の影響を受ける大陸性気候で、日較差が20℃と大きいのが特徴。日照時間は年間2,700時間。32,500haのブドウ畑の70%がボバルで、白ブドウ(13%のみ)の中で注目品種はタルダナ。栽培農家淡いロゼから凝縮した赤までできるDOウティエル・レケーナの在来品種ボバル

スペインの在来品種のひとつで注目度が上がってきているボバルを見直そうと、バレンシア州のDOウティエル・レケーナが試飲セミナーを開催した。は5,100軒、ワイナリーは107ある。淡いロゼから凝縮した赤まであり、ブラン・ド・ノワールのカバもある。高い汎用性あり、低いpHと高い酸で長期熟成も可能。また、ボバルはレスベラトロールの含有量が多いという研究結果が出ている。

試飲には多様なボバルが供された。テンプラニーリョとブレンドしたフレッシュでチャーミングな「トロ・ロコ・ティント・スペリオーレ2018/BVCボデガ」。果実感をストレートに表した「ビラ・デ・アドニス2017/コビナス」や「ボバル・デ・サンフアン2018/チェルルビノ・バルサンジャコモ」。ボデガの潜在能力を全面に出そうと凝縮感ある仕立ての「エル・ボバル・デ・エステナス2018/ベラ・デ・エステナス」、「ラス・ドス・セスティント2016/チョザス・カラスカル」。ボリュームもありインパクトが強い「ラ・ノビチア2018/ボデガス・ジメネス・ビラ・オノス」。凝縮していながら後味がフレッシュな「パラへ・トルネル2016/ドミニオ・デ・ラ・ベガ」。 (Y. Nagoshi)

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