医療機関向けに消毒用アルコール出荷開始/サントリー

サントリーグループでは、需給がひっ迫している医療機関向け消毒用アルコールの提供を始めている。4月28日にはサントリースピリッツ大阪工場で蒸溜したアルコールの一部(一斗缶192缶、3,456l)を出荷した。製造にかかる費用は全てサントリーが負担。
 この消毒用アルコールは物流を担当する医療卸を通じて、医療機関や高齢者施設等に届けられる。「医療機関等で手指消毒用のアルコールが不足しているとうかがい、アルコールを提供させていただきます。少しでもお役に立てれば幸いです」(大阪工場 上新原十和工場長)。

 

 なお海外では、既にビームサントリー社が対応を開始。アメリカではケンタッキー大学に手指消毒液の生産に適したアルコール及び容器を提供したほか、ケンタッキー州クレアモントで手指消毒液の生産を3月末から始め、ケンタッキー州の緊急救援隊員、医療従事者、その他重要なサービス提供者に寄付予定。
またスペインではセゴビアの警察に対し4月上旬に消毒用アルコールを提供。カナダでは消毒液の生産について前向きに検討中。インドネシアでは4月14日、SGB(サントリー・ガルーダ・ビバレッジ)がJunior Doctors Network – Indonesian Doctors Association (IDI JDN)を通じ、医療従事者用に防護服2000枚及び医療用マスク数千枚を22か所の病院に寄付したほか、全国700近くの食料品店及び少なくとも20の学校に対し、計数万の布マスクを提供した。

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