世界初 尿酸値下げるノンアルビール「サッポロ うまみ搾り」発売

サッポロビールは機能性表示食品のノンアルコールビールテイスト飲料「サッポロ うまみ搾り」を6月23日から全国発売する。3日に記者説明会を都内で行い、野瀬裕之取締役常務執行役員マーケティング本部長が「尿酸値を下げる機能とおいしさを両立した、新時代の商品」とアピールした。
「うまみ搾り」は尿酸値を下げる素材「アンセリン」を50㎎/本を配合し、Alc.0.00%、プリン体0も実現した「世界で初めてアンセリンで尿酸値を下げる機能を持ったノンアルコールビール」。またアンセリンは尿酸値低減効果に加え、旨み成分に深く関係していて、製品のおいしさにも寄与。大麦エキスを使用したリッチなおいしさと豊かな旨み、すっきりした飲み口が特長の、気兼ねなく食事を楽しめるノンアルコールビール。
350ml缶、オープン価格。販売計画は30万ケース(大びん換算)。
 野瀬本部長は市場概況について「ビールテイスト合計の市場規模が縮小するなか、ノンアルコールビールは大幅に拡大している。Alc.0.00%が登場した2009年ごろは“お酒を飲めない”シーンでの代替として、いわば“我慢”からのスタートだった。それが“ビールらしいおいしさ”でユーザーが徐々に増加し、2015年にはトクホ・機能性表示のノンアルの登場で市場が拡大。近年は機能多様化で『ストレートな効果訴求』が更なる伸長のキーワードになっている」と説明。またコロナウィルスの感染拡大で、運動不足も含めた“健康”に対しての不安が高まり、健康価値の再認識が進んだ結果、機能系新ジャンルや発泡酒、機能系ノンアル商品の売上げに変化がみられるという。
“尿酸値”に注目したことについては「現代人の健康の課題のひとつで、高尿酸値者は1,000万人以上で20歳以上男性の5人に1人と推定される。尿酸値を高める原因となる“プリン体”への意識が向上。これまでの選択肢はビールテイストを飲まない、飲んでいた量を減らす、あるいはプリン体オフ、ゼロを飲むなど“プリン体を摂取しない”ものだったが、これからは『尿酸値を下げるものを飲む』という新たな選択肢を提案する」。「素材として採用した『アンセリン』は動物性由来や所植物性由来の二種類のアミノ酸が結びついたペプチド。試験研究の結果、尿酸値低減効果が認められているのに加え、味わいにも好影響がある。機能をわかりやすく訴求しつつ、これまでの機能系の課題だった“おいしさ感”を表現した」と説明した。
また、開発担当の新価値開発部・杦田紀子氏は「機能性と味わいのバランスを考え、三年かけて開発した」と話した。

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