ピエモンテに新たなDOCG誕生 テッレ・アルフィエーリ

2009年にDOCに認定されてから10年を経て、202010月からテッレ・アルフィエーリTerre Alfieriは正式にDOCGに昇格。

コンソルツィオ・バルベーラ・ダスティ・エ・ヴィーニ・デル・モンフェッラートが、以下の情報を発表した。

「テッレ・アルフィエーリ・アルネイス」、「テッレ・アルフィエーリ・ネッビオーロ」の2タイプある。

<テッレ・アルフィエーリ・アルネイス>

ブドウ品種:アルネイスは85100%、その他のノン・アロマティックブドウ品種は15%まで

収穫量:最大70hl/ha(85キンタル/ha)

熟成:スペリオーレは6月間熟成

 

<テッレ・アルフィエーリ・ネッビオーロ>

ブドウ品種:ネッビオーロ85100%、その他の黒ブドウ品種は15%まで

収穫量:最大59hl/ha(100キンタル/ha)

熟成:スペリオーレは12月間熟成(そのうち6か月は樽熟成)、リゼルヴァは24か月熟成(そのうち12か月は樽熟成)

 

生産地は11の市町村そのうち7つはアスティ県(アンティニャーノ、セル・エノモンド、システルナ・ダスティ、レヴィリアスコ、サン・ダミアーノ、サン・マルティーノ・アルフィエリ、アスティ県のティリオレ)、4つはクネオ県(カステリナルド、ゴヴォーネ、マリアーノ・アルフィエリ、プリオッカ)。

この名前は、18世紀半ばから19世紀初頭のアスティ出身の詩人で劇作家ヴィットリオ・アルフィエリにちなんで名付けられた鮮新世の海洋堆積物からなる土壌、いわゆる「アスティによって特徴づけられた急峻な丘陵地を含む、地形学的にも特徴的な古代の領地の歴史と使命を表現している

テッレ・アルフィエリは、バルベーラ・ダスティ、ニッツァ、ル・ディ・カスタニョール・モンフェッラートに加わり、コンソルツィオ・バルベーラ・ダスティ・エ・ヴィーニ・デル・モンフェッラートが保護するDOCGの数は4つとなった。

テッレ・アルフィエーリは、アルネイス(スペリオーレではないタイプ)が年内に発売開始される可能性がある。

「今回のテッレ・アルフィエーリの昇格は、DOCGの幅を広げるだけでなくワインシーン全体を豊かにする結果となりました」と、コンソルツィオ・バルベーラ・ダスティ・エ・ヴィーニ・デル・モンフェッラート会長のフィリッポ・モブリチがコメントした。

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