中国グレース・ヴィンヤードよりスパークリングワイン「アンジェリーナ」リリース開始

グレース・ヴィンヤードは、1997年にC.K.チャンが山西省で創立した後、2002年から娘のジュディ・チャンがCEOを務め地元だけでなく各国からも注目を集めている。

スパークリングワインは2009年からの計画で、ノン・ヴィンテージ3種類、ヴィンテージ1種類が完成した。長女ターシャの名はシャルドネ・リザーヴに用いており、今回は次女のアンジェリーナの名を冠している。

中国初の瓶内二次発酵によるスパークリングワインのようで、瓶内熟成期間はノン・ヴィンテージで12か月、ヴィンテージで36か月。それぞれ1,200本ほどの少量生産だが、いずれ合計で10万本の生産を目指している。

Angelina Chardonnay NV フレッシュな、熟したリンゴやネクター的な甘い果実の香りで、酸は爽やかだが、まろやかでとろりとした食感。甘めなのでアプローチしやすいタイプ。11.5%avb、総酸度8.07、残糖12.5g。

Angelina Chenin Blanc NV シュナン・ブランらしい、桃やミラベルのようなアロマとフレッシュな酸が心地よい。果実味と酸のコントラストがバランスよく後味がとても爽やか。11.5%avb、総酸度7.73、残糖3.5g。

Angelina Cabernet Franc NV 淡いピンク色。チェリーやスモモが香り、口中でスパイシーさも。ブラン・ド・ノワールらしいふくよかさに加え、甘味もあるので食事に合わせやすい。12.5%avb、総酸度6.34、残糖7.0g。

Angelina Reserve 2009 シャルドネ100%。タイトなトーストや熟した果実の香り。なめらかで、厚みがあり、グリップもしっかり。12.5%avb、総酸度8.21、残糖1.4g。

(Y. Nagoshi)

画像:品種別のラベルは、可愛らしい少女が描かれている。リザーヴのAngelinaの “i” の文字には、スワロフスキーを使っており、ギフトにもよさそうだ。

グレース・ヴィンヤードのスティルワインについてはこちらもどうぞ

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