新規製造免許増加、市場急成長続く “和風”で差別化、輸出も期待

クラフトジンが世界的に話題を集めるなか、日本でも国産ジンを中心とした“ジャパニーズクラフトスピリッツ”の市場が活況を呈してきている。日本のジン市場が17年に58万ケースとなる中で2500円以上のプレミアムジン市場が前年比2.4倍増の2万7000ケースに急成長(サントリースピリッツ推計)し、この勢いは今年も続いているもよう。

農作物由来のアルコールにジュニパーベリーのフレーバーを付与すればジンを名乗れることから、すでに蒸留器を持つ本格焼酎メーカーは参入も比較的容易。ジンを突破口として、将来的には焼酎の輸出世界市場も狙えることもあり、九州や沖縄の新規メーカーも目立つ。

これらは山椒や煎茶などの和素材を使った日本独自の味わいが人気で、外国人からの評価も高い。世界で評価される日本商品の“保証された品質感”とも言うべき印象で国内市場がさらに広がるという好循環になっている。

さらには、増加中のジャパニーズクラフトウイスキーも、まずは熟成前のニューメイクスピリッツを販売するケースが多く、多様化・活性化がいっそう進んでいるようだ。

 

つづきはWANDS 本誌12月号をご覧ください。
ウォンズ12月号の特集は「めまぐるしく変化し続ける多文化国家のワイン産業に注目 オーストラリアワイン」
「活況! ジャパニーズクラフトスピリッツ」
「ビール類市場の振り返りと展望 ビール復権へ向けて」です。
WANDSのご購入・ご購読はこちらから(デジタル版もあります)

WANDSメルマガ登録

関連記事

ページ上部へ戻る