キリン「氷結mottainaiプロジェクト」、RTDで規格外果実のフードロス削減

キリンビールはRTD「氷結」の原料に規格外果実を使う「氷結mottainaiプロジェクト」を発足させた。廃棄される果実を「モッタイナイ果実」と名付け、商品に使うことでフードロスを削減。また売上げ1本につき1円を生産者へ寄付する。

 第1弾として「氷結mottainai浜なし」を5月7日から期間限定で発売する。「浜なし」は横浜発祥のブランド梨でみずみずしい甘みが特徴だが、果肉が水浸状になるみつ症になりやすく廃棄されることも多かった。これを原料に使い18万ケース(350㎖×24缶)の販売を計画。2.2万個分のフードロス削減と、農家への寄付金400万円を目指す。

 

  4月15日に都内で開いた発表会で、今村恵三執行役員マーケティング部長は「『氷結』ではこれまで100種類の果実を活用し、500以上の商品を発売してきた。果実を育てる農家の皆様に支えられており、パートナーとして『氷結』と果実生産の発展につながる仕組みを構築するとともに、“社会貢献できるチューハイ”という新たな価値提案を行っていく」と説明。

氷結ブランドマネージャーの加藤真理子氏は「より多くのお客様にフードロスの実態をおいしく知ってもらうためのポップアップイベントを5月に都内で開催する予定。第2弾もすでに発売予定で、今後も継続して全国の果実農家さんを支援し、2027年にはモッタイナイ果実を年間150t削減できるように取り組んでいく」と述べた。

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