PBO主催「全国バーテンダーズ・コンペティション2024」、MVBは達間洋輔氏(LEAP BAR)

プロフェッショナル・バーテンダーズ機構(PBO)は4月28日、「全国バーテンダーズ・コンペティション2024」を東京・錦糸町の東武ホテルレパント東京で開催した。

オリジナルカクテルの調合を審査する「クリエイションカップ」と、バーテンダーの知識・創作・技術・接客の総合的な能力を競う同会最高栄誉の「MVBカップ」の2部門を実施。
「クリエイションカップ」は30名が出場し、創作力・発想力・表現力・技術力・味覚を審査した。
Gold Prizeに輝いたのは伊藤秀晃氏(秋田・秋田市「BAR ル・ヴェール」)の「花流々」(カルル)。グレイグ―ス ラ・ポワール2/6、サンジェルマン エルダーフラワーリキュール2/6、フレッシュピンクグレープフルーツ2/6、ペパーミント ジェット31 1dashをシェークし、エディブルフラワーを浮かべる。
Silver Prizeは稲葉美波氏(神奈川「Bar Brilliant」)、櫻井悠奈氏(東京「Bar Tenderly)。Bronze Prizeは田中洋平氏、久保田勇氏、山野井皇氏。

クリエイションカップ入賞者。前列中央が優勝した伊藤氏。

「MVBカップ」では9名が創作カクテルを発表。その中から3名がファイナルステージに進出し、接客や注文されたカクテルの調合で競い合った。
最優秀バーテンダーには達間洋輔氏(東京・淡路町「LEAP BAR」、1枚目の写真の右から2人目)の「La Briller」(ラ・ブリエ)が選ばれた。シロック2/6、ジファールパッションフルーツ1/6、モナン洋ナシシロップ1/6、フレッシュパイナップルジュース1/6、フレッシュライムジュース1/6をシェークし、ブラックオリーブ、ピンクペッパー、花穂を飾る。
達間氏は「PBOに10年前に加入して以来、この賞を目指して準備してきた。難問が多く苦手だった筆記はバーテンダーズマニュアルを熟読、業務の合間も日々コンペを意識してきた。受賞できて大変光栄です」と話していた。
総合2位は梁雅琳氏(神奈川「BAR GLORY」)、3位は馬場裕之氏(熊本「BARタビビトノキ」)。

チェアマンの宮﨑優子氏(1枚目の写真の右から3人目)は出場選手、お客様、サポートメンバー、運営スタッフなど大会に関係するすべての人々への礼を述べるとともに、自身やPBOの活動を、それぞれとかみあう“歯車”に例えて「これからもお客様の人生の歯車として、明日への活力、原動力となるように取り組んでいく」とあいさつ。秋にはPBOカクテル&バーフェスタを再び開催する予定も明らかにした。
また会場ではエグゼクティブ・スペシャリストの毛利隆雄氏、草間常明氏、北村聡氏、PBO委員の松本徹氏、盛田博智氏。寅谷幹夫氏、中村一徳氏、昨年のMVB受賞者田村誠氏及びファイナリストによるカクテル提供が行われて盛り上がった。

レジェンドバーテンダーによるカクテル提供

PBO委員の4氏には感謝状が贈られた。

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