
凸版印刷とサントリー酒類が、スーパーコンピュータ「富岳」の研究成果を活用して開発した飲食用フェイスシールドの設計情報を公開した。完成品も間も無く発売開始される。これが飲食店で日常的に使用されるようになり、感染拡大防止に繋がることを願いたい。
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凸版印刷とサントリー酒類は、理化学研究所が推進しているスーパーコンピュータ「富岳(ふがく)」の研究成果を基に開発した「飲食用フェイスシールド」の設計情報をオープンデータとして公開した。
理研では、2021年度の共用開始を目指して開発・整備を進めるスーパーコンピュータ「富岳」を用いて「室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策」について研究開発を実施している。凸版印刷とサントリー酒類は、その研究成果の一部を活用し、「飲食用フェイスシールド」を開発。
今回、そのフェイスシールドの設計情報をオープンデータとして公開した。本データを活用することで、3Dプリンターと必要な素材があれば、誰でもフェイス シールドを作製することが可能だ。
(この取り組みは、Society5.0 の時代に強く求められる、「富岳」を活用した科学的知見をもとに、企業が実効性ある対策を実施するものであり、凸版印刷、サントリー酒類、理研の三者が力をあわせ新型コロナウイルス感染症の克服に貢献する。
■飲食用フェイスシールドの特長
・メガネ型にすることで、誰でも直感的に装着可能
・飲食時はワンタッチで口元のシールド部分を開閉可能
・「富岳」による検証結果を踏まえた、お椀型のシールド構造
※本フェイスシールドは感染を100%防ぐものではありません。換気/手指の消毒/距離の確保などの、十分な感染予防対策が必要です。
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