中川ワインが試飲商談会 新商品や希少な限定入荷商品はじめ計94種を紹介

中川ワインは11月16 日、酒類業界関係者を対象に試飲商談会を開催。新商品をはじめ、新ヴィンテージ、限定入荷商品、プレミアム商品、定番のワインから厳選アイテムなど計94種を紹介した。

左からティーター・トッターのカベルネ・ソーヴィニヨン、クレッシェアのソーヴィニヨン・ブラン

新規撮り扱いブランドのひとつは、ティーター・トッター。ミシェル・ロランがカリフォルニアに送り込んだ今や注目のフランス人醸造家ブノワ・トゥケのブランドだ。ラベルに描かれたシーソーの上のネズミがなぜか象より重い。自身のワインを小さなネズミに見立て、高額な巨匠ワインを凌ぐ様を表した。ナパ・カーネロスからのシャルドネと、カベルネ・ソーヴィニヨンの2アイテム。赤はカリストガ、セントヘレナ、ラザフォードのカベルネ・ソーヴィニヨン85%がベースだが、これにカリストガのシャルボノ、ジンファンデル、プティ・シラーを少量ずつという個性的な補助品種のブレンドが功を奏し、フレッシュさと柔らかさが絶妙にバランスしている。

もうひとつは、クレッシェア。ラベルのフラクタルやフィポナッチ・スパイラルのイメージの幾何学模様は、自然との関りを重視する信念を表す。創業者ジョー・レイノソが2016年にスタートしたブティックワイナリーで、自社畑からは他のプレミアムワイナリーにもブドウを供給する。ナパ・ヴァレーのワインコンサルタントとして名高いフィリップ・メルカが初めてソノマでコミットしたプロジェクトでもある。ロシアン・リヴァー・ヴァレーのソーヴィニヨン・ブラン、ソノマコーストのシャルドネとピノ・ノワール、アレキサンダー・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンの4アイテム。この日の来訪客からの一番人気は、ワイン評論家ジェブ・ダナックがカリフォルニア最高レベルと評したソーヴィニヨン・ブランだったと言う。

 

ワンス・アンド・フューチャー、左からオークレー・ロードのマタロ、テルデスキ、ベッドロックと、いずれも100年を超える畑

限定入荷のひとつ、ワンス・アンド・フューチャーは、ジョエル・ピーターソンがレイヴェンズウッド創業時の自身の信念を具現化する形で2016年にリリースしたブランドだ。オーガニックの古木のブドウから天然酵母を使って、手作業で行える範囲の生産量に留める。各エリアからのヒストリックな単一畑の錚々たるラインナップだ。コントラ・コスタからはオークレー・ロードのジンファンデルとマタロ(ムールヴェドル)、ソノマ・ヴァレーからはベッドロックとオールド・ヒルのジンファンデル、ドライ・クリーク・ヴァレーからはテルデスキのジンファンデル、カリストガからはパリセーズのブティ・シラー、ソノマ・カーネロスからはサン・ジャコモのメルローの計7アイテム。4種がジンファンデルだが、それぞれの畑の個性を感じられるは、古木ならではの楽しみだ。

 

 

アンダー・ザ・ワイヤー、希少なジンファンデルのスパークリング

もうひとつの限定入荷は、アンダー・ザ・ワイヤー。前述のジョエルの息子、モーガン・ピーターソンとパートナーのクリス・コトレルによるベッドロック・ワインズの別プロジェクトだ。レコルタン・マニュピュランのシャンパーニュにインスパイアされ、様々なエリアの銘醸単一畑からテロワール、ヴィンテージ、品種の個性を反映したプレミアム・スパークリングを造る。モントレーからシャローンのブロッソー・ヴィンヤードのシャルドネ、ソノマ・ヴァレーから自社畑ベッドロック・ヴィンヤードのジンファンデル、メンドシーノからアルダー・スプリングスピノ・ノワールに、在庫僅少のソノマ・コーストからのハーシュのピノ・ノワール・ロゼの計4アイテム。ジンファンデルはブラン・ド・ノワールに近い淡い色合い。古木の著名畑のジンファンデルをこのような形で味わう比類ない体験ができる。

(Saori Kondo)

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