アサヒビール、生ジョッキ缶第2弾でプレミアムビール「アサヒ食彩」発売

アサヒビールはプレミアムビールの新ブランド「アサヒ食彩」を「生ジョッキ缶」第2弾商品として7月11日から全国の酒類取扱コンビニエンスストアで発売する。

「アサヒ食彩」は、“蓋をあけるだけではじまる優雅なひととき。泡と香りで食を彩るビール”がコンセプトのプレミアムビール。その特徴を最大限感じられるように、開栓するときめ細かい泡が自然発生する生ジョッキ缶を採用した。
厳選した麦芽と、世界でも1%未満の生産量という希少なフランス産「アラミス」ホップを含む5種類のホップを使用。高い濃度で麦汁を発酵させることで、華やかで豊かな香りと濃厚なコクが楽しめる。

 パッケージは、金色の缶体に光沢とマットの2種類で質感の差を出した上品なデザインを採用。泡と香りで食を彩るという文言と、泡が湧き上がるアイコンを配し、商品特徴とコンセプトをわかりやすく表現した。
アルコール分5.5%、340㎖缶と485㎖缶の2種。店頭想定価格は340㎖缶で284円(税込み)。

 7月5日に都内で新商品発表会を行い、マーケティング本部長の梶浦瑞穂氏が市場見通しについて「2026年のビール類酒税一本化に向け、ビール回帰への流れが加速している。アサヒビールの新商品投入をきっかけにビール購入者数は着実に増加し、特に2021年の生ジョッキ缶発売では出荷停止となるほどの爆発的な人気となり、その後も右肩上がりで成長している」と上り調子にある様子を話した。
またプレミアムビールは「購入者が2022年には2020年と比べて325万人増の2,206万人に増加。定着した家中時間を充実させたい、メリハリをつけて嗜好品には贅沢を惜しまないという消費者意識が高まっている」と述べた。

ビールマーケティング部ブランドマネージャーの江澤創氏は「動画を倍速で視聴したり、買い物や調理時間の短縮のためミールキットを購入するなど、効率化を求める“タイムパフォーマンス意識”が消費者トレンド。そこで『アサヒ食彩』では手軽にラグジュアリーな気分になれる“食事を彩る演出”を提案する。蓋をあけるだけで沸き立つ泡と香り、飲み進めるとより強く感じる香りは最後まで持続し、飲みごたえ・コク、後味の良さを実感できます」と説明。
広告・販促ではWEBやSNSで「泡と香りの体験」を訴求する動画の発信や、100万本サンプリングなど行い認知拡大と飲用喚起を図ると述べた。

2021年4月に発売した生ジョッキ缶第1弾「アサヒスーパードライ生ジョッキ缶」は爆発的な人気を呼び、発売当初は缶蓋の製造が追いつかずに、一時出荷停止を余儀なくされた経緯がある。今回は、製造ラインを1ラインから6ラインへと増設し、需要増に備えた。現在はコンビニ限定販売だが、状況に応じて販路の拡大も検討していく。

また価格設定について梶浦本部長は「他社プレミアムビールより10円ほど高い設定。10月からのビール減税分相当を差し引くと、現行のプレミアムビール相当の価格となる予定」と話した。

 また、発表会にはWEB体験動画に出演した女優のMEGUMIとタレントの蛙亭が登場。泡の出る様子や豊かな香り、食事との相性の良さなど、驚きの体験を披露した。

 

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