ワイン＆スピリッツ専門誌「ウォンズ」

ハイネケン・ジャパンはノンアルコールビール「Heineken 0.0」（ハイネケンゼロゼロ）を10月16日から全国発売する。

　通常のビールと同様に醸造し、その後でアルコールだけを除去する「脱アルコール製法」による、本物のビールと遜色ない本格的な味わいを実現させたもの。グローバルマスターブリュワーのヴィレム・ヴァン・ウェイズバーグ氏（写真中央）を筆頭とするハイネケンの醸造責任者らが、厳選された素材を使用して完成させた、ビール愛好家のための新しいノンアルビール。
330㎖スリーク缶が価格160円（税別）、330㎖ロングネックびんが178円。原産国はシンガポール。

9月20日に都内で発表会を行い、ハイネケン・ジャパンのトニー・ウィーラー社長(写真右)は自社について、世界70か国に165蒸留所を有し、190以上の地域で348ブランドを展開しており、日本法人は2023年4月1日に誕生した最も新しい子会社（3月末でキリンビールと合弁解消）だと説明。「新商品の『ハイネケン0.0』は2017年に誕生し、110か国以上で販売され世界№１販売量を誇る。中期目標として2025年までに国内ノンアルコールビール市場でシェア5％獲得を目指す」と話した。
須田伸マーケティングディレクター（写真左）は、日本のノンアルビール市場は2026年に16億ドル（2,300億円）規模と話し、日本市場においては「飲み会でノンアルでは気まずいという感情を、本格的な味わいと世界№１のブランド力で解消し、“堂々と乾杯できるノンアル”としてのポジション確立を図る」と説明。
TVCMやデジタルプロモ、店頭販促などを通じて情報発信を行っていく。
また９月22～24日に三重県の鈴鹿サーキットF1日本GPにあわせ、グローバルアンバサダーを務めるF1世界チャンピオンのマックス・フェルスタッペンを起用した広告やサンプリング、先行販売を行い、話題を盛り上げた。