サントリー、ウイスキーなど2024年4月1日から値上げ 過去最高アップ率125%も

サントリーは「ウイスキー・リキュール・ワイン等の一部商品」および「国産プレミアムウイスキー一部商品」について、それぞれ2024年4月1日出荷分から価格改定する。

「ウイスキー・リキュール・ワイン等の一部商品」は「トリス<クラシック>」や「ザ・マッカラン」、「メーカーズマーク」など、ウイスキー14ブランド63品目、リキュール2ブランド28品目、ワイン1ブランド3品目、スピリッツ1ブランド2品目、ブランデー1ブランド2品目の計19品目98ブランドが対象で、価格改定率は希望小売ベースで4%~57%。
直近の原材料・資材・輸送コスト高騰に伴う製造コストの上昇及びFOB価格上昇は企業努力だけでは吸収できない状況であり、従来の価格を維持することが困難となったためのもの。直近の市況(2023年9月時点)を新型コロナウイルス流行前の2020年3月と比較して、大麦が約1.7倍、原料ぶどうは約1.1倍、原油価格は約4.2倍上昇している。

主な品目は次のとおり(希望小売価格は新、旧の順。カッコ内は価格改定率)。
「サントリーウイスキー ホワイト」1,410円/1,174円(20%)
「同トリス<クラシック>」990円/900円(10%)
「同レッド」970円/884円(10%)
「ザ・マッカラン30年」550,000円/351,360円(57%)
「ボウモア12年」6,600円/5,060円(30%)
「バランタイン ファイネスト」2,400円/2,310円(4%)
「メーカーズマーク」3,400円/3,080円(10%)
「ルジェ クレーム ド カシス」1,970円/1,790円(10%)
「サントリー梅酒 〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒ブレンド〉1,570円/1,365円(15%)
「SUNTORY FROM FARM甲州 日本の白2020」オープン価格。

 

「国産プレミアムウイスキー一部商品」は「響」、「山崎」、「白州」、「知多」、「碧」の5ブランド19品目が対象。価格改定率は20%~125%で過去最高。
これまで蒸溜釜や貯蔵庫増設をはじめとした生産設備強化とともに、山崎・白州蒸溜所で魅力的なものづくり施設への刷新など様々な企業努力を行ってきた。
これらに加え、さらなるブランド価値向上を目的とした取り組みを推進。原料へのこだわりおよび各工程における品質の追求による、長期熟成に耐えられるニューポットのつくりこみ、および貯蔵工程における技術革新による樽ごとの熟成管理強化など中味品質の向上に向けた活動や、熟成管理体制強化も含めた貯蔵庫の増設・瓶詰めおよびパッケージラインの増設・偽造防止の取組みなどを今後も行っていく予定。それぞれの取組みによって、美味品質の向上、ブランド価値向上を目指す。

主な品目は次のとおり。
「サントリーウイスキー響」360,000円/160,000円(125%)
「同 響JAPANESE HARMONY」7,500円/5,500円(36%)
「サントリーシングルモルトウイスキー山崎25年」360,000円/160,000円(125%)
「同 山崎12年」15,000円/10,000円(50%)
「同 山崎」7,000円/4,500円(56%)
「サントリーシングルモルトウイスキー白州25年」360,000円/160,000円(125%)
「同白州12年」15,000円/10,000円(50%)
「同白州」7,000円/4,500円(56%)
「サントリーウイスキー 知多」6,000円/4,000円(50%)
「SUNTORY WORLD WHISKY 碧Ao」6,000円/5,000円(20%)。

 

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