サントリー「水育」20周年 小学生対象に加え、大人向け特別企画も実施

サントリーホールディングスは、次世代環境教育「水育」(みずいく)の一環として小学生対象に実施している「森と水の学校」、さらに「水育」20周年を記念した特別企画「大人の『水育』体験」の募集を5月28日から開始した。

「水育」は、次世代を担う子供たちに自然の素晴らしさ・水を育む森の働きや水を守ることの大切さを伝え、未来に水を引き継ぐために何ができるかを共に考える次世代環境教育プログラム。
昨年20周年を迎えた「サントリー天然水の森」の始まりの地である「同 阿蘇」で2004年から水育を始めて今年で20周年。現在は「サントリー天然水の森」を主な舞台に、森の探検や水に触れる体験を通して学ぶ「森と水の学校」と、小学校内の授業で映像や先生との対話を通して学ぶ「出張授業」の2つを中心に活動している。

左から専門講師の田中氏、橋本部長、市田氏

5月28日に都内で開いた発表会で、サントリーホールディングスサステナビリティ経営推進本部(地域共創)部長の橋本智裕氏は「サントリーグループのサステナビリティビジョンは、水や健康など7つのテーマを重要経営課題として取り組み、人と自然と響きあう社会の実現を目指している。20年以上続く『天然水の森』活動では国内工場で汲み上げる地下水量の2倍以上を涵養する“ウォーターポジティブ”を実現。20周年を迎える『水育』は、子供たちが自然の素晴らしさを感じ、水や、水を育む森の大切さに気付き、未来に水を引き継ぐために何ができるかを考える、次世代に向けたプログラムで継続して取り組んでいく」と述べた。
同推進本部天然水の森グループスペシャリストの市田智之氏は、「森と水の学校」「出張授業」が時代に合わせて変化しながら継続し、現在では国内で累計25万人超の参加者となっていること、さらにサントリーグループが事業展開している海外各国まで活動を広げ、現在はアジア・欧州・オセアニアの8か国で累計58万人超が参加していると話した。

ニュージーランドでの「水と森の学校」

今年は、「森と水の学校」は6~8月の土日・祝日中心に各校複数の日程で開催。対象は現地校が小学校3~6年生と保護者で各校30名、リモート校が小学校1~6年生と保護者で各校40名(いずれも先着順)を募集。
申し込みはHP(https://mizuiku.suntory.jp/gakko/

水育20周年特別企画で実施する「大人の『水育』体験」は白州校が8月3日、奥大山校8月4日、北アルプス校8月11日、阿蘇校8月12日の日程。対象は、“20年前の小学生”をイメージして20代・30代とし、各回30名(抽選)を募集。
申し込みはHP(https://mizuiku.suntory.jp/otona/

 発表会で行われた「出張授業」のデモンストレーションでは、水の専門講師の田中省伍氏が概要を説明。水と自分たちの暮らしの関係を意識するディスカッションや、各家庭での“水”を意識した宿題、簡単なクイズなどを通じて水の重要性を伝える学習に加え、透明なケースの中に入れた土の層に水を浸透させ、森林の土の保水力を実感してもらう様子を紹介した。

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