レミーコアントロージャパン、有機農場蒸留所が造るフレンチウイスキー「ドメーヌ・デ・オート・グラス」発売

レミーコアントロージャパンはフレンチウイスキー「ドメーヌ・デ・オート・グラス」を、定番2品、日本限定2品の計4品で10月1日から販売開始する。

「ドメーヌ・デ・オート・グラス(以下オート・グラス)」はオーヴェルニュ=ローヌ=アルプの中央部に位置するトリエーヴの標高900mの高地で、穀物からボトリングまでのスピリッツ造りを“唯一の目的”に掲げる先駆的な農園蒸留所。世界初の有機農場蒸留所として、地元農園が持続可能な輪作で育てた大麦やライ麦、スペルト小麦からEU認証を受けたオーガニックウイスキーを製造する。
2009年にフレデリック・レヴォルが創設し、テロワールを中核に据えたフレンチウイスキーの製造をビジョンに掲げ、19軒の地元農家からなる協同組合とともに実現した。
 定番となるパーマネントコレクション「オート・グラス アンディジェン」は、シングルモルト・スコッチウイスキーをフランス的に解釈した。大麦麦芽100%を自社レシピでモルティング。マッシングは“茶道の原則に従い”3、4度に分けて仕込水を加える。発酵は自然発酵させた天然酵母を用いて140時間の長時間発酵を行い、25hlのポットスチルを薪直火で2回蒸留した。2012年から2019年のヴィンテージの区画ごとのオー・ド・ヴィーを複雑にヴァッティング。オー・ド・ヴィーを調和させるため、厳選されたフレンチオーク樽(新樽のセシルオークとペダンキュレートオーク、オート・グラスのウイスキー古樽、コニャック、アルマニャック、ワイン樽)で3年熟成した。
香りは微かな木の香りとともに、砂糖漬け果実、白桃、やや酸味のある洋ナシの芳香が、ペストリーを思わせる甘いアロマへと続く。
味わいは、調和の取れた特徴ある苦みの後、官能的で軽やかなフローラルノートが現れる。
フィニッシュは、洗練された甘さ、滑らかでクリームを思わせるテクスチャーが広がった先には、エキゾチックさ(レモン、チョコレート)と、広がる山々の香りが感じられる。
Abv44%、容量500㎖、希望小売9,000円(税別)。
「同ヴュルソン」は、ライ麦の地場品種「カロアス」の麦芽100%で、水を3度加えてマッシング、薪の直火で3回蒸留後、ステンレススチールとアンフォラの容器で熟成。
香りは一瞬のフレッシュさとジューシーな果実味、大地や煙るようなアーシーさがある。口に含んだ時のテクスチャーは滑らかかつオイリー。振り子のように、果実っぽさ、甜菜糖の甘さ、味わい深い苦味を感じ、やがてパンや熟したプラム、アガベや甘草のノートが混じりあい全体が調和する。フィニッシュは洗練された甘さ、滑らかなクリーム、エキゾチックさと広がる山々の香り。
Abv43%、容量500㎖、希望小売7,000円。
限定品「同エピステーメ」は区画ごとに分けられた穀物、酵母、樽、セラー、新穀、季節の移り変わりなどあらゆる要素を組み合わせて展開されるもの。日本限定の2種は、同一の製造技法で処理したライ麦を用いた2つの異なるロットから造られたシングルライ。いずれも地場品種「カロアス」を使い、exコニャック樽で6年半熟成させたもので、ライ麦の栽培区画だけが違う。
モレーン(氷堆石)のがれを含む粘土質ローム土壌で構成された「ガベール」という区画のライ麦を使った「同エピステーメ R16P24■」と、仕込みに使うミネラルウォーターが湧き出る流紋岩質の「ヴュルソン」区画の「同エピステーメ R16P24●」の2種。
各Abv43%、容量500㎖、希望小売1万1,000円。

 

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