ワイン＆スピリッツ専門誌「ウォンズ」

ブルゴーニュワイン委員会は2024年11月29日に以下の内容を発表した。

 

最新ニュース：プイィ・ロシェとプイィ・ヴァンゼルに初のプルミエ・クリュが誕生！

プイィ・ロシェ＆プイィ・ヴァンゼル ODG（Organisme de Gestion et Défense　統制・擁護団体）は、初のプルミエ・クリュワインが認定されたことを誇らしく、また嬉しく思います。 2024年ヴィンテージから、正式にプルミエ・クリュとしてラベル表示が可能となります。（2つのアペラシオンに対する新たな生産規定を定めた政令は、2024年11月18日にフランス農林省によって署名されました。）

これらのプルミエ・クリュの格付けは、INAO（フランス国立原産地名称研究所　Institut Nationale des Appellations d’Origine）との提携により2006年に開始された長いプロセスの集大成です。この成果は、私たちのテロワールに関する詳細な地質学的および土壌学的研究、区画の歴史的意義の調査、栽培および醸造の実践の分析、そして最後に、私たちのアペラシオンにおける最も有名なクリマの認定に根ざしています。

私たちの新しいプルミエ・クリュ・ワインの生産規定は、厳格かつ画期的なもので、特に除草剤の使用を一切禁止し、手摘みを義務付けています。これはブルゴーニュのプルミエ・クリュ・クリマとしては初めてのことであり、品質と環境への責任に対する私たちのワイン生産者の取り組みを反映しています。
収穫量は1ヘクタールあたり58ヘクトリットルに制限されます。
さらに、これらのプルミエ・クリュ・ワインの熟成期間は収穫の翌年の7月1日までとし、7月15日以降にのみ販売が許可されます。

私たちの2つのアペラシオン、プイィ・ロシェ（32ヘクタール）とプイィ・ヴァンゼル（52ヘクタール）は、どちらもシャルドネのみが植えられており、ブルゴーニュ南部のマコネ地区の真の宝石です。 最も優れた粘土石灰質のクリマは現在、プルミエ・クリュに格付けされており、2020年にプルミエ・クリュの地位を獲得したプイィ・フュイッセの友人や隣人たちに加わりました。

新プイィ・ロシェ プルミエ・クリュ/Pouilly-Loché Premier Cru（32ヘクタール）：

• レ・ミュール/Les Mûres（7.09ヘクタール)

新プイィ・ヴァンゼル プルミエ・クリュ/Pouilly-Vinzelles Premiers Crus（52ヘクタール）：

• レ・ロンジェ/Les Longeays（7.50ヘクタール)
• レ・ペトー/Les Pétaux（2.76ヘクタール)
• レ・カルト/Les Quarts（12.45ヘクタール)