- 2024-12-12
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- ReBordeaux, セレクションボルドー50, ボルドーワインの今, リボルドー

ボルドーワイン委員会(CIVB)はボルドーワインの“今”を表現するプロモーション「Re BORDEAUX(リ・ボルドー)」の2025年度活動発表会を、11月28日に東京・飯田橋のアンスティチュ・フランセで行った。
ボルドーワイン最高評議会グラン・メートルのジャン=マルク・デュロン氏が生産者4名と来日し、最新のボルドーワイン事情を説明するとともに、2025年度の日本におけるプログラムを紹介した。
「リ・ボルドー」のエスプリを発信する2025年の新アンバサダーには、業界向けのプロフェッショナル・アンバサダーにレストラン「ロオジエ」ソムリエの松本有佑子氏、一般向けのグランド・アンバサダーにタレントの中村江里子氏が就任。また2024年プロフェッショナル・アンバサダーを務めた石田博氏をコマンドリー・ド・ボルドーに叙任した。
デュロン氏は「日本は数量で世界4位の輸出先であり特別な市場だ。ボルドーには赤ワインばかりでなく、白やロゼ、スパークリングや甘口など、多彩な」ワインが揃っている」と話した。
プロモーション2年目となる2025年度の活動では、2024年10月23日に都内で行われた選定会で5人の審査員が54インポーター222種の出品の中から選んだ「セレクション50ボルドー」を公開(https://www.bordeaux-wines.jp/selection/)。 2025年の顔として選定された、ボルドーならではの多彩で魅力的なラインナップを発信する。
4月には新たなブランドイメージを発表。ボルドーワインに出会う、試す、買う、味わう、学ぶの全てが体験できるイベント「ボルドーワイン エクスペリエンス@TOKYO」を4月11~13日の3日間行う。
8月は次年度の「セレクション50」の募集を開始。
10月には、2024年も盛況だった「ボルドーワインフェア」の実施エリアを拡大し、東京、名古屋、大阪の200店超の酒販店で実施する。また、定期的にボルドーワインに特化した公認セミナー「マスターセミナー2025」を開催する。
同委員会カントリー・マネージャーのオーレリー・ティオリエール氏は最新の現地事情について「過剰供給を解決するため、約1万haのぶどう樹引き抜きを進めている。クレマン・ド・ボルドーが伸長、畑の面積は10年で2.8倍、2023年の輸出量は前年比40%増だった」と話した。
また別会場では、2025年の「セレクション50 ボルドー」を一堂に揃えた試飲会を行い、2024年度のベストリテイラー及びベストレストランを発表・表彰した。
来日生産者のアニエス・ぺルソン氏(シャトー・ジャルジー・ボーリュー)は「飲み心地よくしなやかでフルーティ。コストパフォーマンスに優れたワインをつくる私たちの能力を日本の皆さんにももっと知ってほしい」、ブノワ・スリエ氏(シャトー・ラ・ブランド)は「ボルドーワインの多様性とワイン生産者のダイナミズムを伝えたい」、ジェローム・ドゥポワジエ氏(シャトー・ブティネ)は「誰にとっても、どんな瞬間にも適したボルドーワインがある。クレレ・ド・ボルドーは軽く冷やして和食との相性が抜群」、クリスティアンヌ・ペイロン氏(カーヴ・ド・ローザン)は「なんといっても優れた品質、コストパフォーマンスの良さ、持続可能なワインとして優れていることを日本市場に伝えたい」と熱意を込めて述べていた。
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