
「NAPA VALLEY WINE BEST SOMMELIER AMBASSADOR 2025」に選出された山本麻衣花氏(中央)と矢田部匡且氏(左から2人目)。
ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズ(NVV)が主催する、第3回「ナパ・ヴァレー・ワイン・エキスパート認定試験」が2025年1〜2月に開催された。1月15日実施の一次試験は169名が受験。60分間のオンラインテストで実力を競った。結果は次のとおり。「EXPERT」(合格者47名)、「ENTHUSIAST」(同42名)。
二次試験は2月19日、JSAビル(東京・神田)で行われ、一次試験の上位者から選ばれた10名がテイスティングや面接に挑戦。各チームは英語でのプレゼンテーションやブラインドテイスティング後のグループディスカッションで実力を競った。ディスカッションでは「エレガントなスタイルと和食のペアリング、若年層向け異業種コラボレーション」「バイザグラス展開とECサイトでのペアリングセット」「和食との相性提案とSNS活用・体験型イベント」など、ナパワインの魅力を多角的に訴求する提案が出された。
また、二次試験では「プラントフォワード」をテーマにしたフィンガーフード考案の審査も実施。各出場者がお題のワインに合わせた料理を提案した。
審査委員長の石田博氏(J.S.A.副会長)は、「ナパ・ヴァレーをいかに簡潔に説明できるか、特徴づけられるかが重要。ボルドーやイタリアとの違いを明確に説明できることが大切」と評した。
「NAPA VALLEY WINE BEST SOMMELIER AMBASSADOR 2025」に輝いたのは、山本麻衣花氏(マンダリンオリエンタル東京)と矢田部匡且氏(東京エディション虎ノ門)。1位とベストペアリング賞のダブル受賞を果たした山本氏は「前回(2023年)の挑戦から、この試験のためにずっと勉強してきた。この試験を通じてナパワインがどんどん好きになった」と喜びを表した。矢田部氏は「いつかナパ・ヴァレーに恩返ししたいという気持ちで働いてきた。ナパ・ヴァレーをさらに盛り上げたい」と抱負を語った。選出された2名はナパ・ヴァレー特別研修に参加し、ナパワインの魅力発信に貢献することが期待されている。
最近のコメント