4年ぶりの新ブランド、ブレンデッド「ニッカ フロンティア」10月発売 プレミアムの中核に育成

アサヒビールは、ニッカウヰスキーが製造するブレンデッドウイスキー「ニッカ フロンティア」を10月1日から発売する。ウイスキーの通年商品では、2020年発売の「ニッカ セッション」以来、4年ぶりの新ブランド。

「ニッカ フロンティア」は、創業の地の余市蒸溜所のヘビーピートモルト原酒をキーモルトに採用し、ブレンデッドウイスキーではまれな、モルトウイスキーのブレンド比率を51%以上にすることでモルトの豊かな香りと心地よいスモーキーな味わいが楽しめる。
一般的なウイスキー製造ではにごりや澱の発生を防ぐために「冷却ろ過」(チルフィルタ―ド)を行うが、「ニッカ フロンティア」は常温でろ過するノンチルフィルタードとすることで、香味成分が豊富に残り、豊かな香りと複雑な味わいを感じることができる。
ボトルは、液色を全面に見せるシンプルなデザイン。正面には企業ロゴと同じ書体の「N」を大きく配置し、キャップシールには「ニッカエンブレム」を施している。裏面にはしめ縄のデザインを刻印。創業者の竹鶴政孝の生家が造り酒屋であったことに由来して蒸留所のポットスチルにしめ縄が掛けられていることをから、ウイスキーづくりにかける創業者の思いを表現している。
容量500㎖、アルコール分48%、参考小売2,000円(税別)。

ニッカウヰスキー創業90周年を機に原点に立ち返り、日本のウイスキー史を切り開いた竹鶴政孝のフロンティアスピリットを後世に継承するという思いを込めて開発した。
価格帯別カテゴリーでは“プレミアム”(700㎖で2,000円以上)の位置づけで、「フロムザバレル」、「スーパーニッカ」、「セッション」と並び、幅広いラインナップで飲用者拡大に取り組む。同カテゴリーの中核ブランドに育てる方針で、販売数量は2024年の5万ケース目標から、2030年には6倍の30万ケースを目指す。
コミュニケーション計画では、「ニッカウヰスキー国内スペシャルアンバサダー」に起用している俳優・歌手の福山雅治が出演するテレビCMを放映予定。さらにWEBやSNSなどのデジタルを活用した情報発信を行う。
蒸溜所、期間限定バーでは9月から先行販売(有料試飲)を予定。飲食店で飲用体験の場を創出し、店頭でも購入喚起を図る。
飲み方提案として、「フロンティア フロートハイボール」をシグネチャードリンクとして提案。氷を入れたグラスに8分目まで炭酸水を注ぎ、ウイスキー25㎖をマドラーに沿わせてゆっくり注ぎ入れることで、スモーキーな香りと味、そして味と見た目がゆっくりと変化する様を楽しむことができる。
ウイスキー本来の香りと味を楽しむ飲み方として提案し、ウイスキーの新たな楽しみ方を広げることに挑戦していく。

「ニッカ フロンティア」ブランドサイト https://www.nikka.com/products/blended/frontier/

 

 

 

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