ボジョレー ヌーヴォー初荷が到着 サントリーワインインターナショナル 第1便、バリから東京へ

 サントリーワインインターナショナルが輸入する「ジョルジュ デュブッフ」ボジョレー ヌーヴォーの初荷が10月22日、日本航空JL046便で羽田空港に到着した。Covid-19の物流への影響を考慮して、現地では例年より約2週間早く欧州域外への出荷を始めている。今年の解禁日は11月19日。一時は輸出も危ぶまれたという苦心の年だけに、解禁日への思いも例年以上に高いものとなっているようだ。
 国内市場売上げ№1の「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー」は、22日に羽田、成田の2空港に計6便で5118ケースが到着。翌23日には関空に2便で1676ケースをはじめ、羽田・成田・関空・福岡・新千歳の5空港と東京港(船便)で計59便、5万4000ケースが到着する。コロナ禍による飲食店での需要減などにより前年より2割強減少の見込み。
 ぶどうの作柄は、春の早い開花以降、7月は降水量が例年より少なく乾燥し、8月は40℃に達するほど暑い日々が続いたため、ぶどうは例年より早く成熟。8月20日から始まった収穫では、成熟度の高い、良い状態のぶどうに恵まれたという。
 ワインは美しいダークルビー色が特長で、ブラックチェリーのような完熟した黒い果実の香りがあふれ、芳醇な味わいが心地よい余韻とともに口のなかに残る。
 綾木徹輸入ブランド部長は「4、5月の段階では生産・輸出入ができるかどうかも危ぶまれる状況だった。3~6月にフランスではロックダウン、夜間外出禁止令が出され、生活が制限される一方で生育は例年以上に早く進み、自然の力強さを感じさせられた。造り手は普段の活動ができず、過去の経験から英知を結集して今年の味わいを反映させた。自然に寄り添うことがこれまで以上に大事だったと聞いている」と話す。
 収穫・醸造・出荷で人が集まる際には、安全に最大限の配慮を払いつつ着実に行った。例年より早く収穫が始められたことでボトリングまで十分な時間を取ることができた。出荷は通常は10月下旬だが今年は輸送期間に余裕を持たせるため10月12日から出荷開始している。
 「今まで盤石と思っていたサプライチェーンのどこかひとつが崩れるだけで日本にボジョレー ヌーヴォーが届かないことがあると再認識させられた。ニューノーマルを受け入れざるを得ない状況だが、季節の風物詩であるボジョレー ヌーヴォーの解禁を皆様共に楽しんでいただきたい」(綾木部長)。

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