[ピノタージュ誕生100周年]KWV×国分グループ本社、輸入61年目

2025年、南アフリカワインを代表する品種ピノタージュは誕生から100周年を迎えた。南アフリカ国内はもちろん、世界各地でこれを記念したイベントが開催されている。日本でも、2月2日の「南アフリカワインの日」に合わせ、老舗インポーター国分グループ本社が「KWV」ワインの試飲会を東京・日本橋「イチノイチノイチ」で開催した。

「南アフリカワインの日」は、1659年2月2日に最初の南アフリカワインが醸造されたという記録に基づき、国分グループ本社が制定し、2018年に登録された。同社は戦後初の東京オリンピックの年、1964年にKWVのワインを初めて輸入。KWVとの60年にわたる長年のパートナーシップを記念して、今回の試飲会では、600本限定輸入のキャップ・クラシック「ラボリー ロゼ スパークリング」も披露された。

ピノタージュ誕生の秘話

1925年、南アフリカのステレンボッシュ大学の教授であり、KWVの初代栽培責任者でもあったアブラハム・イザック・ペロード教授は、ピノ・ノワールとサンソーを交配させ、新しい品種「ピノタージュ」を誕生させた。当初は実験的な試みであったが、南アフリカの気候に適応し、独特の風味を持つこの品種は、やがて同国を象徴する存在へと成長した(リンクを参照)。

「ピノタージュをより多くの人に飲んでもらいたい」と、国分グループ本社 KWVブランド担当の野島麻央氏。昨年は全国のファミリーマートで「KWV クラシック・コレクション ピノタージュ」を販売。好評を博したという。南アフリカ固有の個性が、日本の消費者の心をつかんでいるようだ。

試飲会では新発売となった「カセドラル・セラー ピノタージュ」と「同 トリプティック」が披露されたほか、フラッグシップの「メントーズ・ペロード」も特別有料試飲で提供された。

 


WANDS 2025年1&2月号では、KWVワインを含めたピノタージュの試飲座談会を掲載。多様なスタイルから、ピノタージュの魅力を掘り下げています。WANDS 南アフリカワイン特集も合わせてご覧ください。

WANDSメルマガ登録

関連記事

ページ上部へ戻る