特集 ビール新時代へ スモールバッチで“究極の味覚”に挑む

6種のビールをテイスター(120ミリリットルミニグラス)で全部楽しめる「ビアフライト」とフードペアリングのセット。レギュラーサイズ(360ミリリットル)はオリジナルグラスで提供。ビール毎にグラスの形状、サービングの仕方、提供する温度にもこだわった。ビールのスペックシートには、IBU(苦味)やABV(アルコール度数)に加え、OG(Original Gravity)の数値を示している。「クラフトビールに詳しい方はここを見ます。私たちはオリジナルエキスと呼んでいますが、市販のレギュラービールが11.5%程度なので、『496』は15.1%、『アフターダーク』は16.2%と非常に濃い。贅沢に原料を使っているという指標になる」と田山氏。

6種のビールをテイスター(120ミリリットルミニグラス)で全部楽しめる「ビアフライト」とフードペアリングのセット。レギュラーサイズ(360ミリリットル)はオリジナルグラスで提供。ビール毎にグラスの形状、サービングの仕方、提供する温度にもこだわった。ビールのスペックシートには、IBU(苦味)やABV(アルコール度数)に加え、OG(Original Gravity)の数値を示している。「クラフトビールに詳しい方はここを見ます。私たちはオリジナルエキスと呼んでいますが、市販のレギュラービールが11.5%程度なので、『496』は15.1%、『アフターダーク』は16.2%と非常に濃い。贅沢に原料を使っているという指標になる」と田山氏。

— 一方、『COPELAND』はどうですか。SVBは日本で最初に商業的に成功した醸造所(横浜)の名前で、これを引き継いだのがキリンビールの前身であるジャパンブルワリー。そのSVBで最初にビール醸造をはじめたのがノルウェー出身の米国人技師ウィリアム・コープランドということなので、SVBがキリンビールの原点とすると、彼の名前を冠したこのビールはキリンの魂ともいえますが、そのこだわりは。
このビールは「豊潤でありながらセッショナブルな新次元のピルスナー」と表現しました。いわばオマージュです。コープランドさんに飲んでもらっても納得してもらえるよう、物凄く苦味の質を追求しました。世界でもこれだけのこだわりは他にないと思います。ホップはチェコ産ザーツホップを使用していますが、収穫したホップをペレットにせず、そのまま乾燥させて真空パックにして日本に運びます。日本では凍結粉砕という熱をかけずに粉砕処理することで、鮮度を保っています。さらに低温保管して後熟させる。その後熟条件も試行錯誤により、温度と時間をいろいろと工夫し、ベストな状態と最もいいタイミングで仕込むことで最高の苦味の質に仕上げました。もちろん麦芽についても少し甘味の残るようなタイプのものを使用することで、苦味との究極のバランスにもこだわりました。

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