照明デザイナーの石井リーサ明理氏 第10回 シャンパーニュ ジョワ・ド・ヴィーヴル賞 受賞

今年で第10回目を迎えたシャンパーニュ委員会による「ジョワ・ド・ヴィーヴル(生きるよろこび)」賞は、パリと東京を拠点に世界各地のプロジェクトに参加する、照明デザイナーの石井リーサ明理氏に授与された。この賞は、国を越えて生きるよろこびを分かち合う「シャンパーニュの精神」のシンボルとなる方へ与えられる。

石井氏は、世界的な照明デザイナーの石井幹子氏の一人娘で、2004年に独立しI.C.O.N.を設立。主な作品はポンピドー・センター・メッス、銀座歌舞伎座など。受賞の喜びを以下のような内容のスピーチで伝えた。

「フランスを中心に照明デザインの仕事をしている中、シャンパーニュのメゾンでも仕事をしたことがあるが、シャンパーニュは光のインスピレーションを掻き立ててくれると感じている。シャンパーニュには長い歴史があり、戦争をはじめ多くの困難を乗り越え、多くの先人たちの様々な努力の積み重ねででき上がったものだと理解している。フランスで生活していると様々なオケージョンでシャンパーニュが楽しまれている。大変なことがあった時でも「ジョワ・ド・ヴィーヴル、ジョワ・ド・ヴィーヴル!」と呟いてプラス思考に切り替えるようにしていて、とても効果があるので皆さんにもお薦めしたい」。

今回の授賞式に合わせて来日したシャンパーニュ委員会 フランス本部 事務局長 ヴァンサン・ペラン氏は、昨年10月にランス市と姉妹都市となった名古屋市を訪問したという。また、EUと日本とのEPA協定発効への期待についても言及した。

画像:左からシャンパーニュ委員会 フランス本部 事務局長 ヴァンサン・ペラン氏、石井リーサ明理氏、駐日フランスフランス経済公使 ピエール・ムルルヴァ氏、シャンパーニュ委員会 日本事務局代表 川村玲子氏

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