- 2018-7-11
- Events, Wines, ニュージーランド New Zealand
ニュージーランドのマールボロ地区にある「クラウディー ベイ」から、テクニカル・ディレクターのジム・ホワイトが来日した。オーストラリア出身でもともと栽培を専門とする人物だが、クラウディー ベイでも多くの経験を積み、今では醸造にも携わりテクニカル・ディレクターに昇進したという。9月30日までヒルトン東京お台場内「シースケープ テラス・ダイニング」にて開催されている、クラウディー ベイとのペアリングを楽しめる期間限定ラウンジ「Come Sail Away (カム セイル アウェイ)」に参加し、新ヴィンテージの2017年ソーヴィニヨン・ブランを披露した。
「ソーヴィニヨン・ブランは、ニュージーランドのエンブレムで、フレッシュなシトラス、ストーンフルーツ、ハーブなどの香りが特徴で、生き生きとしたフルーツミネラル感と酸も感じられる。畑のブドウの味そのままで透明性がある、とも言える。ソーヴィニヨン・ブランらしさは、隠そうとしても隠しきれない」と説明した。
特にクラウディー・ベイが畑を所有するワイラウ・ヴァレーは石が多いため、香りが華やかになり独特のテクスチャーが得られるのだという。2017年はおおむね理想的な成長をしていたが、収穫期に雨に見舞われたため初期は急いで収穫して免れたが、2回目の雨で被害があり収穫量が10%減少したという。ただしここでは収穫量を抑え、早期成熟できる条件を整えているため、大変有利に働いた。また、醗酵の3%はフレンチオークの旧樽と大樽で高めの温度で行なっている。
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