昭和6年に寿屋が日本で初めて開催したカクテル・コンペティションは、今年「2018 サントリー ザ・カクテルアワード」として25回目を迎えた。過去最多の応募3,000作品の中から書類審査により30作品に絞られ、さらに試作審査により厳選されたショートカクテル、ロングカクテルそれぞれ6作品が9月27日にしのぎを削った。
ファイナル(最終選考会)は公開審査で、2名ずつ同時に競技しそれぞれの創作カクテルを5分間で5杯仕上げた。ジャッジは、ネーミング、味、見栄え、独創性、将来性の審査員、技術とプレゼンテーションの審査員にわかれ、その総合得点で評価する。各部門から1作品ずつ優秀賞、最優秀賞が選ばれ、最優秀賞2作品から、グランドチャンピオンともいえる「カクテルアワード2018」が選ばれた。
以下に記す課題製品から1アイテムを選び20ml使用しての創作だったが、12作品中6作品がジャパニーズクラフトジン「ROKU」で最も多かった。
ジャパニーズクラフトジン「ROKU」/テキーラ「サウザ ブルー」「サウザ ブルー レポサド」「サウザ スリージェネレーション プラタ」/ウォッカ「ピナクル ウオッカ」/クラフトバーボン「メーカーズマーク」「メーカーズマーク46」
ファイナリストと作品名・ベーススピリッツを競技順に記す(敬称略)
<ショートカクテル部門>
*岩永 一志/福岡県 Bar GITA Liberación(リベラシオン)・サウザ ブルー
*澁谷 暁典/東京都 BAR エルロン 紫翠(シスイ)・ROKU (六) 最優秀賞&「カクテルアワード2018」
*齋藤 倫生/大阪府 THE LUX BAR あさつゆ(アサツユ)・ROKU (六)
*長谷川 貴弘/兵庫県 オリエンタルホテル The Bar J.W.Hart I.NA.SE(イナセ)・ROKU (六)
*石本 匡史/兵庫県 BAR SLOPPY JOE 華雅(ハナミヤビ)・ROKU (六) 優秀賞
*土屋 明日香/岡山県 Salon de Ric’s Aqua jewel(アクアジュエル)・サウザ ブルー
<ロングカクテル部門>
*三代川 義典/京都府 BAR 奥 Grande Girasol(グランデ ヒラソル)サウザブルー
*渡辺 明子/岡山県 Caffe Bar Kaya Green Flash(グリーンフラッシュ)・ピナクル ウオッカ
*小野 高啓/新潟県 Bar Porte Piolet d’Or(ピオレドール)・ピナクル ウオッカ
*中野 賢二/東京都 ホテルオークラ東京 和ごころ(ワゴコロ)・ROKU (六) 最優秀賞
*山田 幸輔/大阪府 Bar, K verdure(ヴェルドゥール)・ROKU (六)
*古閑 真一朗/福岡県 Bar Éadrom Bienvenue(ビアンヴェニュー)・ピナクル ウオッカ優秀賞
つづき(澁谷暁典さん、中野賢二さんへのインタビュー記事、レシピなど)はWANDS 2018年11月号をご覧ください。
11月号は「シャンパーニュ&スパークリングワイン」特集です。
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