めまぐるしく変化し続ける多文化国家のワイン産業に注目 オーストラリア現地でのワイン市場トレンド

オーストラリアの人々は、新しいものを常に積極的に求め、それを受け入れる寛容さを持ち合わせる。移民国家であるオーストラリアには、様々な文化背景が混在し、故に食生活も常に変化し続けている。物価が高く、外食も決して安くないが、それでもこの国の重要なライフスタイルのひとつだ。特にシドニーやメルボルンは新しいレストランやバーが毎月のようにオープンし、生き残り競争は常に激しい。

サステナビリティが重要なキーワード

そしてオーストラリアで暮らす人々の気候変動への意識は高い。「サステイナビリティ」は、ワインに限らず現代のオーストラリアの社会の重要なキーワードだ。2019年11月1日、メルボルンを州都とするビクトリア州ではスーパーマーケット等でのビニール袋の配布が完全廃止され、他州でもエコバッグを持ち歩くのはもはや都市部の常識となった。ストローは紙製に、コーヒーのテイクアウェイやペットボトルも、使い捨てのカップからガラス製の「マイカップ」「マイボトル」にシフトしつつある。畜産業に伴う温暖化の懸念から、ベジタリアン、ヴィーガンの食生活を選択する人々も増えてきた。

そんな背景から、ワイン産業でもオーガニック、バイオダイナミック農法の選択はもちろんのこと、ヴィーガン、ベジタリアン表記の明確化、ワイナリーでのリサイクルシステムや自家発電、耐熱性があり水を大量に必要としない品種へのシフトなど、気候変動への意識の高まりがより一層感じられるようになった。(Yuko Frost)

<オーストラリアワイン業界人インタビュー> <再成長の兆し、スパークリング・ワインのいま> <進化するオルタナティブとグルナッシュのモダンスタイル> に続く。

 

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