本坊酒造マルス津貫蒸溜所から「シングルモルト津貫 THE FIRST」

本坊酒造は、マルス津貫蒸溜所から初めてとなるシングルモルトウイスキーとして「シングルモルト津貫 THE FIRST」を、4月27日(月)から新発売する。
輝きのある琥珀色は重ねた月日以上の成熟を映し出し、バニラやメープルシロップのような濃厚かつ上品な甘い香りに、バナナクレープなどを連想させる原酒由来のフルーティさが奥行きを与えている。口に含むと飲みごたえのある重厚な味わい、ふくよかな余韻が長く続き、マルスウイスキーのさらなる可能性を感じさせてくれる。
Alc.59%、700ml専用カートン入り、参考小売11,000円。限定瓶詰本数9,984本。

「津貫」は本坊酒造発祥の地で、薩摩半島南西の緑あふれる山あいのこの地で2016年11月に、本土最南端のウイスキー蒸溜所「マルス津貫蒸溜所」が誕生。以来、蒸溜所の東側に位置する蔵多山山系の良質な湧水から造られたモルト原酒は、温暖な気候ながらも冬には零下まで冷え込む寒暖差のある環境下、熟成の時を重ねている。
こうした原酒を育む自然と山々をボトルデザインに投影。上部と下部にデザインされた2本の曲線は、下部が鹿児島のシンボルとも言える桜島をはじめとした鹿児島県の山々の稜線、上部は長野県の霊峰「駒ヶ岳」を最高峰とする中央アルプス山脈を描いたもの。多彩な原酒を生み出すマルス信州蒸溜所とマルス津貫蒸溜所が立地する両県の自然環境を表現している。
本坊和人社長は今回の発売について「2016年に蒸溜所が稼働してから、3年と5カ月が経過しました。最低でも樽で3年以上は熟成させるというマルスウイスキーの製造規則に照らすと、とても若いウイスキーと言える。しかしながら当初から想像していた通り、津貫は南さつま市の中でも盆地にあり、寒暖の差が熟成に反映されている。また設計段階からマルス信州蒸溜所と比較して、重厚な味わいで深いものを造るという考えの下、敷設した蒸溜釜など、まさにこれらが融合し3年とは思えない熟成感で、味わいも深いものになったと自信を持っています」とコメント。今後の取り組みについて「“シングルモルト津貫”がスタートすることで、信州、津貫の2つの蒸溜所と、屋久島を含めたエージングセラーを拠点とし、マルスならではと言える多様なウイスキー造りによる製品化が本格的に始まり、ようやく世界で評価いただける体制が整ったと考えている。今後のマルスウイスキーにご期待ください」と話している。

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