「キリンラガービール」10年ぶりリニューアル

キリンビールは「キリンラガービール」を10年ぶりにリニューアルし、7月中旬製造品から順次切り替える。酒税改正によってビールへの関心が高まりつつあるタイミングで、「本格ビール」のうまさを提案し、カテゴリーの活性化を図る。
リニューアルでは、「キリンラガー」の特長であるホップの効いた本格ビールの飲みごたえ・苦味はそのままに、「ホップ」と「仕込工程」の見直しによって苦味の「質」を高め、よりバランスのとれた飲み飽きないうまさとした。
爽やかな香りと苦味が特長のドイツ産ヘルスブルッカーホップを使用することで、飲みごたえと締まりのある後味を実現。ホップを増量するとともに、バランスの取れた味わいとするために苦味・渋味の強いホップの比率を減らし、穏やかな苦味をもたらすホップの比率を増やした。また、仕込工程の最適化により、酸味を抑える工夫を施すことで飲み飽きない味わいを向上させた。
パッケージも、伝統的なデザインを引き継ぎながら「本格感」「品質感」を強化したで事案にブラッシュアップ。10年前のリニューアルに引き続き、日本を代表するクリエイティブディレクターの佐藤可士和さんがデザインした。
Alc.5%、350㎖缶、500㎖缶、大びん、中びん、小びん、7ℓ樽、15ℓ樽、20ℓ樽。各オープン価格。販売予定数730万ケース(大びん換算)。

 マスターブリュワーの田山智弘氏は「『キリンラガー』はキリンビールの原点です。ビールの魂でもあるホップにこだわってきたラガーだからこそ、上質な苦味と香りに一層磨きをかけ、ラガー好きを唸らせるうまさに一段と進化しました」と話す。また、マーケティング部商品開発研究所中味開発グループの山口景平氏は「悩んだ末にたどり着いたのはラガーの特長のひとつである苦味の質。コクや飲みごたえ、苦味の強さを弱めることなく、爽やかで心地よい苦味を追求するため、様々なホップの使用方法を検討した。その結果、お客様に自信を持ってお届けできるラガーに仕上がったと思っている」と自信を深めている。

WANDSメルマガ登録

関連記事

ページ上部へ戻る