カリフォルニアワイン協会は、世界中の人々を対象とした同協会公認の教育プログラム「キャップストーン・カリフォルニア」のグローバル展開を発表した。多言語対応のマルチメディアを通じてオンラインで学べる仕組みだが、日本では10月下旬よりワインスクールでの試飲を伴う座学講義の選択肢も設けた上で開講する。
カリキュラムは初級から専門家レベルまで4段階で構成され、各レベルの資格認定試験に合格するごとに修了証が与えられる。マスター・ソムリエ、マスター・オブ・ワインなど業界のリーダーたちが監修したプログラムで、歴史、地理、気候、土壌、ブドウ品種、ブドウ栽培、醸造、熟成、ワイン法令、公的分類、ワイン生産者、ヴィンテージ、ワインビジネスなど、多岐に渡って学ぶことができる。
特徴的なのはテイスティングで、コート・オブ・マスター・ソムリエの演繹的試飲法(deductive tasting)を採用していることだ。このメソッドを用いて公的な講座を開講するのは日本では初めて。ワインの表現方法は、各団体がそれぞれの観点で熟考した上でシステマティックに構成されているが、これを学ぶことは表現の幅を広げる大きな機会となる。
好きな時間帯で受講・受験が可能なセルフ・スタディもあるが、試飲付きの座学には、こうした特典がある。座学はアカデミー・デュ・ヴァンで開講される。今月28日(木)に東京で、リード・エデュケーターの山本香奈氏による講座を皮切りに、年明けからは大阪では岩田渉氏、東京では森覚氏が講義する予定。日程は決定次第、同校のウェブサイトにて発表。
「キャップストーン・カリフォルニア」のプログラム及びスケジュール詳細は下記よりhttps://calwines.jp/b2b/news/news-426/
(Saori Kondo)
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