サントリーGと大王G、共同で長距離輸送効率化の新たな取り組み開始

サントリーグループは、製紙業を中心とする大王グループと共同で、関東圏・関西圏間の長距離輸送効率化に向けた新たな取り組みを8月から順次開始する。
物流機能会社のサントリーロジスティクスとダイオーロジスティクスが、長距離トラック輸送において各グループの製品を混載し、積載率の向上や輸送効率化を進める。
飲料製品は重く、積載重量制限によって空きスペースが生じていたが、そこに大王製紙品を混載することで100%近い積載率を達成。また混載トレーラーは輸送エリアを関東圏・中部圏・関西圏に3分割し、3人のドライバーがリレー形式で輸送することで労働負荷を低減。
これにより運行トラックを年間176台削減し、ドライバーの運転時間を約2,062時間、CO2排出量を115トン削減する。
また、東京・大阪間では環境負荷の少ない鉄道輸送を行う。関西圏から関東圏への貨物移動が比較的少ないサントリーと、その逆の大王グループが協力することで往復での輸送を実現。一般的な12フィートコンテナよりも大きな31フィートコンテナを使用することで、輸送の効率をさらに高め、運行トラックを年間290台削減し、ドライバーの運転時間を約1,800時間、CO2排出量を約100トン削減する。
両社は2017年から輸送協力を行っており、今後さらにトラックドライバーの労働負荷と環境負荷の低減を進めていく。

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