フランス・ロワール地方のビオ・ビオディナミビオのその先へ  地域をあげて未来に繋げるエコシステムの構築

去る6月30日に開催された第8回目の試飲イベントLa Paulée de l’Anjou(ラ・ポレ・ド・ランジュ、アンジュのブドウ栽培農家の祭り)には、ビオ(オーガニック)やビオディナミ(バイオダイナミック)を実践するアンジュ、サヴニエール、コトー・デュ・レイヨンなど地元の若手生産者が集結。ビオディナミの伝道師ニコラ・ジョリのラ・クレ・ド・セランを会場に、地域を挙げての活動のが紹介された。

 

自然のエネルギーを活用し、未来へと繋げる

ロワール地方は、ビオやビオディナミ農法に対する意識の高い地域だ。ニコラ・ジョリやマルク・アンジェリ、ジョー・ピトンら、その先駆けとして名高い生産者もいる。また彼らに続く世代も育っており、近年ダイナミックな展開を見せている。

ビオディナミの指導者二コラ・ジョリの話は、いつも広大で深くそして熱い。彼は長きにわたって、土地に根差したエコシステムの重要性を提唱している。人間、植物、鉱物など、生あるものは皆、なにかしら関係し合いながら生きている。その関連性を大切に守り育んでいく思想とその農法を世界に向けて発信し続けている。

(つづく)

ブドウ畑を活気づける生物との共生
ラ・クレ・ド・セランにおけるニコラ・ジョリの取組み
生物多様性を守り育む若手生産者の試み ドメーヌ・ヴァンサンドー、シャトー・ド・フォス・セッシュ (Tomoko Inoue)

 

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