最高酒齢「山崎55年」抽選販売の受付開始-サントリースピリッツ

サントリースピリッツはシングルモルトウイスキー「山崎55年」を6月30日に発売する。100本限定で“公平を期すため”すべて抽選販売。2月5日から応募抽選サイト(http://suntory.jp/YAMAZAKI55/)で受付を始めており、2月14日8時59分締め切り。
オリンピックイヤーの1964年以前に蒸溜、貯蔵した酒齢55年以上の長期熟成モルト原酒のみ使用しており、最低酒齢が55年。1960年(創業60周年記念「サントリーローヤル」発売)、1962年(初代マスターブレンダー鳥井信治郎氏逝去)、1963年(「寿屋」から「サントリー」に社名変更)、1964年(「サントリーレッド」発売)など、サントリーの歴史を刻んだ原酒が使われている。
マスターブレンダーの福與伸二氏によると「1960年前後は、日本経済の復興に合わせてウイスキーの消費が伸び、増産に乗り出した時期に当たる。山崎蒸溜所は1924年の竣工当初はポットスチル1対2基でスタートしたが、1958年に2対4基、63年には4対8基に増設。当時は製麦場も備え自前で精麦していた」と当時を振り返る。

入念な管理のもと超長期熟成
中味は、55年以上熟成した希少な超長期熟成の山崎モルト原酒のなかから、1964年蒸溜のホワイトオーク樽原酒や1960年蒸溜のミズナラ樽原酒などを厳選。「全て樽ごとに熟成の進み具合を確認。20年を超えたころから場所の移動・異なる樽への詰め替えなど入念な管理が必要で、そうした中で55年経てもなお高い熟成感を保つ原酒だけを選び出した」(福與氏)。特徴については「色はミズナラ樽特有の赤みのある濃い深い琥珀色。香りは伽羅を想わせる芳香が力強くたち、お寺のお香のような趣がある。その背後によく熟した濃厚な果実の甘やかな熟成香がある。口当たりはやさしく香りが広がり、味わいは甘み・ほろ苦さからミズナラ樽特有のウッディーな印象もある。ほろ苦さ、微かな燻香、香木的な香り、甘く濃厚な余韻が長く続く。飲み終わって数時間たってもまだ続いているような印象」(同)と説明する。なお「いくつかの樽は後熟するので、最終的な特徴はもう少し変わるかもしれない」とも話した。

今だからこそ、『山崎』らしい商品開発
 今回の開発経緯についてサントリースピリッツ執行役員ウイスキー事業部長の鳥井憲護氏は「ウイスキー人気で原酒の供給に制約を余儀なくされるなか、コアレンジ商品は着実にお客様に届けられるよう努力を続けているところ。一方で限定品などを通じた情報発信については不足を感じていた。こうした時期だからこそ、『山崎』らしい商品を開発する必要があると考え、現時点で可能な最高酒齢の商品を開発するに至った」と話している。
パッケージは、日本の丁寧な手仕事から生まれた匠の技を集結させたデザイン。クリスタル製ボトルに、筆文字の「山崎」を1本ずつ丁寧に彫り込み、年数表示には金粉と漆を施した。手漉きの越前和紙で包んだ口部を京都の伝統工芸である組紐で結び、駿河漆を施した国産のミズナラ材の特製木箱に入れて届ける。
alc.46%、容量700ml、価格300万円(税別)。

当選者には当選通知と氏名の印字内容確認書を送付。商品には購入者の氏名を印字する。

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