プロセッコの代表格「ミオネット」 サントリーワインインターナショナルが本格始動

世界で最も多く飲まれているスパークリングワインのカテゴリー「プロセッコ」。その代表格ともいえる「ミオネット」を、サントリーワインインターナショナル(SWI)が昨年11月より取り扱いを開始した。

イタリアのライフスタイルとともに

ミオネット社のCEOを務めるフランチェスコ・ミオネットは「ミオネットはプロセッコのパイオニアでアンバサダーでもあり、プロセッコと同義語だといえる」という。1887年に同名のフランチェスコ・ミオネットが、現在DOCG区域内にあるヴァルドッビアーデネで創業し、130年以上の歴史がある。転機となったのは1961年に父セルジオが昔ながらの方法を採用し瓶口を紐で結わえ、シンプルな細長いラベルをタスキのように斜めに貼り付けたことだと説明した。「他社はシャンパーニュを模していた中で、エポックメイキングな事象となった」。

その後、目を引くオレンジ色のラベルを纏ったボトルがアメリカで発売されて人気を博し、さらには2008年よりヘンケルグループの傘下に入り輸出を拡大した。現在、アメリカ、ドイツ、イギリスを中心に世界70か国で販売し、今後は日本、北欧、カナダ、オーストラリアを重点国にする。

「優れた栽培家と契約し、酵母や糖分においても最高品のみ使用し、高い品質を保つ。味わいは本来のフレッシュでフルーティーで軽やかなスタイルを守る。瓶詰めされるまでの全工程で37回分析を行っている。このような技術や機能面に加えて、エモーショナルな側面も伝えたい。『生活を愉しむ、というイタリアのライフスタイルに欠かせない存在でほんの小さな喜びを演出してくれるのがプロセッコだ』と」。(Y. Nagoshi)

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