ベルギー生まれの多彩なビール ベルギービールウィークエンドで活況

ベルギービールの祭典「ベルギービールウィークエンド(略称BBW)2018」が4月から全国6都市、7会場(4/25〜5/6名古屋・久屋大通公園 久屋広場・エンゼル広場、5/17〜5/20横浜・山下公園、6/13〜6/17大阪・大阪城公園太陽の広場、6/22〜7/1札幌・大通公園8丁目、8/9〜8/12東京・日比谷公園噴水広場、8/29〜9/2神戸・メリケンパーク、9/19〜9/24東京・六本木ヒルズアリーナ)で開催されている。BBWは2010年から開催され、今年5月開催の横浜会場で、累計の来場者が100万人を突破。年を追うごとに認知の度合いも増し、初夏から秋にかけての一大イベントに成長している。開催9年目となる今年の目玉は、東京開催の会場が2か所に増やされたこと。初年度から開催の六本木ヒルズアリーナに加え、日比谷公園でも開催。総来場者数20万人を見込んでいる。

去る7月初旬、駐日ベルギー王国大使館でBBW2018に関する記者発表会が行われた。冒頭で挨拶に立った同イベントの名誉実行委員長、ギュンテル・スレーワーゲン駐日ベルギー王国大使は、「ベルギーのビール文化」が16年にユネスコの無形文化遺産に登録されたことを引き、ベルギービールの高い価値が認知・評価されたことを紹介、またこの日の2日前に行われたサッカーワールドカップの日本vsベルギーの激闘に触れ、日本の人々のベルギーに対する関心が高まったはずだと強調した。続いてマイクの前に立った同イベント実行委員長の小西新太郎氏(小西酒造 代表取締役社長)は、今年から新たに日比谷公園という、より広大で、開放的な会場での開催が加わることにより、これまでよりも一歩進んだベルギービールの楽しみ方の提案ができると話した。

BBW 2018 @日比谷公園

台風13号が房総半島をかすめて本州東岸沿いに抜けていった8月9日の午後、幸いにも難を逃れ、無事に開催初日を迎えた日比谷公園会場を取材した。

参加者は入り口で「スターターセット」(オリジナルグラス1個と飲食用コイン11枚が付いて税込3100円)を受け取って、公園内に入っていく。コインは1枚210円分で、会場内でも追加購入することが可能。公園の中心と言える噴水池を取り囲むようにベルギービールとフードの販売ブースが並ぶ(ビール11社、フード2社)。販売されるベルギービールは110種類。そのうち48種類はBBW初登場とのこと。来場者には初心者にもビールの種類と味わいの違いがわかりやすいよう工夫されたテイストチャートが配布されていた。会場内の数カ所に自分でグラスを洗浄することができる「グラスリンサー」が設置されているのも、気が利いていると思った。噴水池の南側に広がる芝生エリアには、アウトドア総合メーカーのsnow peakとタイアップしたテントが張られ、チェアを配したゾーンが。各自思い思いの場所に陣取った参加者は、年齢も性別も偏りがないように見えたが、主催者側によると、女性が5割を超えているという。スマートフォンの画面に見入る人の中には、このイベントの公式アプリ「BBWalker」をチェックしている人も。このアプリを使うと、会場内で販売されているビールの内容がわかるのはもちろん、自分が飲んだビールを記録しておくこともできる。

日没に合わせたようにステージではベルギーの国営ラジオ出演でブレークしたアーティストグループ「ディスコバー・ギャラクシー」によるライブが始まった。すでにほろ酔い気分の人々がステージ前に集まり踊っていた。時間が深まるにつれ、仕事帰りのサラリーマングループがグンと増加。多くの販売ブースに行列ができる盛況ぶりとなった。日比谷や銀座の高層ビル群を背景に、樹木がシルエットを刻み、見上げれば、都心ではなかなかお目にかかれない広い空がポッカリと開いている。そこに鳴り響く大音量の音楽‥‥。会場は非日常感に満ちて、まさに「夏のフェス」の雰囲気そのものだった。(Yasuyuki Ukita)

(つづく:BBW実行委員長&小西酒造代表取締役社長 小西新太郎氏 インタビュー)

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