サッポログループ、「サステナビリティ方針」で記者招き“勉強会”を開催

サッポロホールディングスは、サステナビリティ方針に関する記者対象の「勉強会」を8月3日に東京・恵比寿の本社会議室で開いた。
サッポログループは経営理念体系として、「潤いを創造し 豊かさに貢献する」の実現に向け、「ステークホルダーの信頼を高める誠実な企業活動を実践し持続的な企業価値向上を目指す」を経営の基本方針とし、「世界に広がる『酒』『食』『飲』で個性輝くブランドカンパニーを目指す」ことを2026グループビジョンとして掲げている。
 松風里栄子取締役は「その下支えとなる重要なものとしてサステナビリティ方針を策定している。企業経営への影響、ステークホルダーへの影響の高い11項目を『サステナビリティ重点課題』として設定し、それらを『4つの約束』として整理したうえで取り組みを進めていく」と説明。
約束1「『酒・食・飲』による潤いの提供」では重点課題として、安全・安心の品質、新価値創造、適正飲酒啓発とビール文化継承を挙げる。
約束2「社会との共栄」は「物件を持つなかで、地域貢献と持続可能な調達が重点課題」(松風取締役)。
約束3「環境保全」は地球温暖防止、3R推進、自然との共生を挙げ「中核を成す課題」(同)と位置付ける。
約束4「個性輝く人財の排出」は、健康経営、ダイバーシティ・人権、人財開発・育成を重点課題に挙げた。
またポッカサッポロフード&ビバレッジコーポレート戦略部の横谷いづみ副部長がポッカサッポロにおけるサステナビリティの取組みについて「健康、環境、社会、ガバナンスの『H+ESG』を軸に17項目のマテリアリティ(重要課題)を設定。各テーマをオリジナルアイコンで分かりやすく表現することで身近な課題とし、企業活動を展開していく」と説明。
これらの具体的事例として、「国産レモンの生産振興を通じて育む地域共創」(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)や、「原料研究の歩み(LOXレス大麦など)と気候変動への対応(穂発芽耐性大麦の研究など)」(サッポロビール)、「DX・IT人財育成」(サッポログループ)をそれぞれ担当者が紹介した。

 

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