ディアジオジャパン、日本初上陸アイリッシュウイスキー「ROE&CO」発売

ディアジオジャパンは日本初上陸のアイリッシュウイスキー「ROE&CO(ロー アンド コー)」を9月6日から発売開始した。“バーテンダーによる、バーテンダーのために生まれたブランド”がコンセプトで、カクテル提案に力を入れオントレード中心に販売拡大を図る。
「ROE&CO」はアイルランド産麦芽のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドし、100%バーボン樽で熟成したプレミアムブレンデッドウイスキー。贅沢感のある滑らかな口当たりで、麦芽による鮮やかなフルーティさとグレーンウイスキーのクリーミーさによって完璧なバランスを表現。また高いファーストフィルの比率により、芳醇なバニラの味わいがフルーティさとほのかなスパイシーさを調和させたことにより、驚くほど深みがあり、贅沢で洗練された味わいを実現した。
アルコール分45%、容量700㎖瓶、オープン価格。

 ブランドアンバサダーのリッキー・コーエン氏によると、「開発にあたりマスターブレンダーのキャロライン・マーティン氏を中心に方向性を模索するなかで、新しい酒の楽しみをつくっているのはバーテンダーであるという気づきから、アイルランドを代表する5名のバーテンダーの協力を得て完成した」という。ガレス・ラム氏、ポール・ランバート氏、マイケル・フォガルティ氏、ケン・ハーリッヒー氏、アナ・ワルシュ氏の監修のもと、カクテルにしてもウイスキーらしさを生かせる味わいで、ハイボールはもちろん様々なウイスキーカクテルが楽しめる味わいに仕上がった。
ブランド名の「CO」には、コラボレーション、コミュニティー、カクテルの3つの意味が込められているという。
カクテル提案では、「ROE&CO」50㎖にソーダかトニックウォーターを注ぎ、グレープフルーツのガーニッシュを添える「ROE&COハイボール」や「ROE&COアイリッシュコーヒー」、「ROE&COオールドファッションド」を推奨。

同ブランドは、1757年に「トーマス・ストリート蒸留所」を立ち上げたピーター・ロー氏、それを受け継ぎ「ジョージ・ロー・アンド・コー」とリブランドしたジョージ・ロー氏、そして19世紀のアイリッシュウイスキー黄金時代には世界最大となったその蒸留所に由来する。第一次世界大戦や禁酒法などアイリッシュウイスキー受難の時代に蒸留所は閉鎖されたが、隣接するギネスのセントジェームズゲート醸造所が敷地の一部を購入。2017年に、ギネスを所有するディアジオ社の手によりその敷地近辺で蒸留所が新設されるにあたり、こうした経緯にちなんだ。

こうしたストーリーはボトルデザインなどにも反映されており、ラベルの色は古くからモルトを挽く風車として使われ今はシンボルタワーとなっている「セントパトリック塔」の、緑青が広がる銅葺きの屋根にちなんだもの。またその隣に残る梨の木へのオマージュとして木製のボトルストッパー、梨の実のように丸いボトル底部などが生かされている。
マーケティングマネージャーの尾崎圭氏によると「アイリッシュウイスキーのシェアは世界市場の3%(2021年)だが成長率は121%と最も勢いがあるカテゴリーで、日本市場でも同様の傾向。トレンドをリードするインフルエンサーやバーテンダーとともに、新しいカルチャーを提案していく」と話している。

 

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