ザ・リッツ・カールトン東京「ザ・バー」、国内外のトップバーテンダーによる「バーテンダー テイクオーバー」が人気

ザ・リッツ・カールトン東京はホテル45階に位置する「ザ・バー」で、国内外で活躍するトップバーテンダーをゲストに招いて、現地でなければ味わうことのできないオリジナルカクテルやパフォーマンスを特別に楽しめるイベント、「バーテンダー テイクオーバー」を継続して行っている。
第14回目には台湾トップクラスのバーテンダーであるアキ・ウォン氏を迎え、10月26、27日の特別に2夜連続で開催した。“LIFE CIRCLE”をテーマに、植物の発芽から再生までをイメージした4種類のシグネチャーカクテルをコースメニューとして提供。ユニークな演出も加わり、お客様からは感嘆の声が上がっていた。

 アキ・ウォン氏は、2021年度の“アジアのベストバー50”で「台湾のベストバー」に選出されたほか、ドリンクス・インターナショナルによる「業界で最も影響力のあるエキスパート」賞に5年連続で輝いた実力者。日本、ワルシャワ、ロンドン、ニューヨークで経験を積んだ際に得た新たな哲学の下、台湾由来のナチュラルな素材を自身のカクテルに取り入れるという新たなコンセプトを確立し、台湾の美しさがストーリーとなって飲み手に伝わる創作カクテルを世界に広める活動を続けている。

今回提供したカクテルによるコースメニューは、植物が育ち、地に帰り、また新しい芽を生み出すという工程をイメージ。
“発芽”を思わせる「GRASS SPROUT(グラス スプラウト)」はサイレントプールジン、ディサローノ、ゼラニウム、ローズ、グアバでカクテルを作り、乳酸菌の発泡タブレットを沈める。その際に指で隠した陰からライトをあてることで、生命の誕生に必要な日光、空気、水の3要素を表現した。

花の開花から散るまでを表現した「FLOWER BLOSSOM(フラワー ブロッサム)」は、ドルーエV.S.O.P.をベースにオレンジブロッサム、ジャスミン、ガーデニアエキスを使用。白い花の淡い色、香り、味わいから、黄色、赤へと、3つの異なるレイヤーを使って開花を、そして液体窒素で凍らせたエディブルフラワーをカクテルの上で粉砕して、花が枯れる様子を表現。
結実を表現した「BEAR FRUIT(ベア フルーツ)」はディプロマティコ・マントゥアノラム、ベルガモット、阿里山高山茶などを使用したカクテルに、熟成した果実の甘みを表現するココベリーチョコレートを中央に置き、レモンバームの葉を添えて柑橘の香りを表現。ワイルドハニーとりんごジュースをカクテルに浸すことで完熟した果実をイメージさせる。
枯れて再生するまでを表現する「FALLEN EARTH(フォールン アース)」はロストディスティラリー・トウィーモア・ウイスキー、ディサローノ、アモンティリャード、トリュフ&ローズウッドエキスを使用し、提供時にマジックペーパーを燃やすことで死を表現。グラスの周りに散らしたクリスピーチョコチップは泥を、ドライマッシュルームは枯れ木と大地を、サボイオリーブの自家製ピクルスは山を、そしてアンチョビは海を象徴し、ブルークリームチーズは生命を再び誕生させる種を表した。

「バーテンダー テイクオーバー」は、12月20日に第16回目を実施する。「CAMPARI Cocktail Competition Asia 2018」で日本チャンピオンの座を勝ち取り、その後Campari Groupの日本におけるオフィシャル・ブランドアンバサダーを務めるバーテンダー、小川尚人氏を招聘。カンパリを始め、ブルドッグ ロンドン ドライ ジン、エックスレイテッド、グランマルニエのリキュールを使用した全4種類のスペシャルカクテルを提供する。

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