特集 ベルギービール Interview/BBW東京・六本木ヒルズで15日開幕

—大手ビールメーカーの本格参入でクラフトビール市場は活性化しそうですか。

米国ではクラフトビールもどき(擬き)を指す言葉もあるようですが、日本では定義がないので、そういう言葉が適切かどうかは分かりません。「醸造設備や企業の規模に関係なく、本当にいいビールをつくるかどうかがクラフトビールのこれからの課題ではないか」というビール評論家の方もいるので、来夏ぐらいがクラフトビールにとっての大きなターニングポイントになるのではないかと思っています。

 

これは大手の参入だけでなく、日本人の方がレセピーを考案してベルギーでつくったビールを日本で販売しているケースもあるので、こうしたビールに負けないだけの技術力を持ったクラフトビールにしていかないと、どんどんと埋没してしまうと思います。

 

最終的にはやはりビールの味、品質がお客さんに支持されるかどうかが一番大切だと思います。豪州では1本330ミリリットルで2000円から3000円もするビールが売れている訳ですから、何も値段だけで競争する必要はありません。ベルギービール正規輸入元などで構成するBBW実行委員会のメンバーは、ベルギービールが価格的にも品質的にもその特異性からしてもピラミッドの頂点に近いところにあると思っています。(最近のクラフトビールビームで)ビール飲用層の底辺が広がり、ピラミッドの土台が出来上がってくると、お客さんにとってもビールがますます面白いものと感じられるようになって来るのではないかと期待しています。

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