南の冷涼ワインとしても注目! 冒険心を掻きたてる ときめきのローヌ  Découvertes en Vallée du Rhône

心躍るワインとの出会いはローヌ地方で!ローヌワインの新たな発掘の機会である試飲イベント「Découvertes en Vallée du Rhône ローヌ渓谷発見」が、去る4月15日から18日までの4日間、アンピュイやアヴィニヨンなど4会場で開催された。隔年開催で、初回の2001年から数えて今年で10回目。世界各国からインポーターやソムリエ、ワインショップ、レストラン関係者、ジャーナリストらが、刺激的なワインとの出会いを求めてローヌ地方に集結した。

未来への可能性に向けて、一歩一歩確実に向上し続けるローヌ地方。10回目を数える「Découvertes en Vallée du Rhône ローヌ渓谷発見」に参加してまず感じた印象だ。生産者たちは自身の挑戦を情熱的に語り、参加者は今後伸びゆく期待のドメーヌを発掘しようと宝探しのように眼差しを光らせる。試飲会場では「印象に残ったドメーヌは?」と参加者同志での情報も飛び交う。喜びを共有し、分かち合おうというポジティブな活気に満ちていた。4日間で7つの会場の出展者数は約600生産者。イベント中は試飲だけでなく、セミナーや試飲食事会も盛りだくさん開かれた。今回特に耳にしたのは、「冷涼ワイン」や「白の活用」など、温暖化に関連したキーワードだ。そして世界40か国から約2000名が来場し、ジャーナリストは16か国から130名が参加した。来場者の40%は外国からの参加者で、国別で多い順に、米国、ベルギー、ドイツ、チェコ、デンマークなど。2年前と同様、引き続き若い世代の参加者も多く目にした。まずはローヌワイン委員会会長のミッシェル・シャプティエと同代表のエリック・ロザによるプレス・コンフェランスが開かれ、ローヌワインの現状が解説された。

Text & Photo: Tomoko Inoue

取材協力:Inter Rhône

 

つづき
<プレミアム化が進み、輸出は金額ベースで躍進>
<ミレニアル世代が鍵 即時性の繋がりを長期的な繋がりに>
<狙いはスパークリングと白>
<キーワードは白 北ローヌのマスタークラス>
<キーワードは冷涼ワイン 南ローヌのマスタークラス>は、
WANDS 2019年6月号をご覧ください。
6月号は「夏のスパークリングワイン」「ビール」「チリワイン」特集です。
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